慈悲の心がこだまする:大師と共に歩む四国遍路
(著) 坂本覺雅
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―大師の御心に歩み触れ合うひととき―
総歩行距離1200キロとも1400キロともいわれる行程で88ヶ寺を巡る四国遍路。本書は、大師の追体験としてこれまでに3回もの四国遍路を経験する著者の、1回目の遍路は74日間の回想と2回目の順打ち遍路77日間、そして3回目の逆打ち遍路85日間を収めた修行記録である。大雨の中の野宿やマムシもでる藪の旧遍路道など、過酷な環境の中を歩き進みながら改めて自分自身と向き合い、信仰心を深める大切な時間を過ごす。一期一会を大切に四国の人々のあたたかさに触れながら、時には悩みや苦しみを抱える人々に教えを説きながら歩む毎日を綴り、遍路の魅力と意味、心のあり方を説く一書。
[目次]
正・四国遍路行記覚書
はじめに
徳島県・発心門(札所第一番~第二十三番)
高知県・修行門(札所第二十四番~第三十九番)
愛媛県・菩提門(札所第四十番~第六十五番)
香川県・涅槃の門(札所第六十六番~第八十八番)
おわりに
続・四国遍路行記覚書
はじめに
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
信仰や供養、祈願などを主な目的として受け継がれてきた四国遍路ですが、最近では自分の心身の限界を知ったり、自分を見つめ直すためなど、歩き遍路は今までよりも自分にとって何か価値のあるものが得られるという重要な意味を成すものになってきているのかもしれません。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
坂本 覺雅(さかもと かくが)
旧名 利幸
昭和33(1958)年6月 長野県木曽郡楢川村贄川に生まれる(平成の大合併により現在長野県塩尻市大字贄川となる)。
昭和52年6月 真言宗得度。
昭和54年3月 高野山大学別科卒業。
昭和54年4月 一尊法修法。
昭和54、58、59年 (弘法大師御入定千百五十年忌)四国遍路徒歩三度成満。
昭和55年6月 中院流印信許。
昭和55年10月 伝法灌頂職位。両部大法印可。
昭和55年11月 高野山真言宗権中僧都。
昭和56年4月 金剛峰寺奥之院行法師、大師御廟生身供再興。
度々、高野三山、熊野、大峰徒藪。
昭和60年10月 大峰山笙之窟秋籠り(平成元年冬籠り)。
昭和61年12月 醍醐寺三宝院流印信許。伝法灌頂阿閣梨位。両部灌頂大法師位印信。
昭和62年3月 真言宗醍醐派中僧都。
その後帰郷、家業である建設業を自営し現在に至る。
平成19年(2007)6月 「地籍歴史文化研究会(贄川宿と押米村)」を発足。
平成26年6月 桃岡津島社(祭神スサノオノミコト)に献詠歌碑(三首)を建立。
号を「時流乃葉」と称す。
著書 『花鳥風月 木曽谷に生きて フォト句歌集』『中山道第三十三次 贄川宿と押米村』(ともに、ほおずき書籍)
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