思い出すまま:わが父平井喜久松
(著) 平井喜郎
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―鉄道の歴史とともに時代の空気を閉じ込めた貴重な記録―
明治43年に鉄道院に就職して以来、日本の鉄道の歴史に大きな足跡を残してきた平井喜久松。本書は、氏の遺稿をもとに、幼少期から鉄道院、鉄道省を経て華北交通、満鉄副総裁と激動の時代を駆け抜けた技術者の歩みを記録した半生記である。最初の勤務地となった北海道建設事務所時代、圧搾空気技術の鉄道利用をテーマにした米国視察と氏の父・晴二郎の母校レンセラー工科大学への留学、戦火の中での華北(中国北部)での鉄道建設など、親子二代にわたって刻んだ日本の鉄道の知られざる歴史がここにある。
[目次]
今、明らかになる平井父子の記録
は し が き
一 幼 時
二 小 学 時 代
三 中 学 時 代
四 高 校 時 代
五 大 学 時 代
六 鉄 道 院 時 代
七―一 米 国 留 学
七―二 RPI(レンセラー工科大学)
八 退 官 (原題 華北交通時代)
九 華 北 交 通 時 代
十 そ の 後 の 父
(付録)樺木・平井家と牛窪家のルーツ
(付録)ヨネおばさん(Mrs. Yone U. Stafford)
(付録)三原家と三原邸
あ と が き
[担当からのコメント]
歴史が人の営みの集積のうえに成り立っているのだとすれば、大正から昭和にかけての日本の激動の時代を鉄道という視点から見ることは大変意義のあることではないかと思います。ひとりの技術者の半生記であると共に時代の証言者の記録でもある本書、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
平井 喜郎(ひらい よしろう)
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