後谷(うしろだに)山村語り──やがて消えゆく村のささやかな風土記
(著) 瀨河英雄
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―この小さな村にも、日本の歴史は流れている―
鈴鹿山系の北方、霊仙山の西南の山間部に位置する「しゃもじ形」の小さな山村「後谷」。本書は、20年ほど前から既に住人はなくやがては消えゆくであろうこの山村について、その歴史を後世に伝えるべく人々の暮らしや伝承、由緒などを知りうる限りまとめた「後谷」村史である。惟喬親王からセメント採掘まで、小さな村に込められた日本の歴史を知ることができる示唆に富む一書。
[目次]
はじめに
1 村の位置
2 地形・地質
3 人の定住と暮らし
4 原 石 山
5 光 遍 寺
6 梵 鐘
7 後谷神社(八幡神社境内)
8 お地蔵様
9 家 系
10 伝説に込められた教え
11 山小屋
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
地域の歴史を調べていくと、そこには思いがけない発見や気づきがあることもあります。本書が、自分の住む地域や故郷にあるそんな楽しみを味わうきっかけとなれば嬉しく思います。
[著者略歴]
瀨河英雄(せがわひでお)
1941 神戸市灘区で生まれる
1944 多賀町後谷へ疎開9年間を過ごす
1961 三重県四日市市へ
1977 瀨河一級建築設計事務所設立
2007~2012 三重県建築士会会長
2012 旭日双光章受賞
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