平成の日本犬
(著) 卯木照邦
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―剣道と日本犬。この日本の宝を未来へとつなぐために生きてきた―
14歳で剣道を始め、18歳で日本剣道史に残る巨星・羽賀準一の門を叩き、爾来他に師を持つことなく60年にわたり研鑽を続けた日々。高校時代に剣道の稽古中に足をねん挫し、訪れた接骨院で果たした日本犬との運命の出会い。日本が世界に誇る剣道と日本犬という二つの文化を探究する日々は、数多くの出会いと喜びをもたらしたーー国内のみならず海外も駆け回りながら尽力してきた日本犬の保存活動と、羽賀道場で研鑽を重ね師の教えを守り続けてきた剣の道を振り返り綴った半生記。
[目次]
はじめに
以日本犬美其身──「日本犬」(日本犬保存会誌)あとがき
(昭和62年から平成30年まで毎号の二三〇回)
創立七十周年 想事抄 平成10年(1998)8号
米国柴犬事情 ―海外編その一― 平成2年(1990)3号
アメリカ(東部)柴犬事情 柴クラブ・オブ・アメリカ見聞報告―海外編その二― 平成4年(1992)7号
アメリカ柴犬事情(その三) 柴クラシック展一九九七とシンポジュームの報告 平成9年(1997)7号
スウェーデン柴犬事情 ―海外編その四― 平成15年(2003)5号
ドイツ柴犬事情 ――海外編その五―― 平成16年(2004)5号
台湾柴犬事情 ――海外編その六―― 平成19年(2007)2号
公益法人制度改革による 公益社団法人認定までの経緯と向後 平成23年(2011)5号
著者略歴
[担当からのコメント]
体が強く忠実で忍耐力のある日本犬、多くの闘争を経て殺生を越え道へと向かった剣道、どちらも日本人という民族が長い歴史の中で培ってきたものを象徴するような存在だと思います。そんな日本の文化の息吹を、本書の中で感じていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
卯木照邦
うき・てるくに/昭和18年、群馬県高崎市生まれ。法政大学卒業。15歳で紀州犬を飼い18歳で日本犬保存会に入会。37
歳で審査員、44歳で家業をなげうって本部事務局長に就任。専務理事として75歳で退任するまで日本犬と共に歩んだ60有余年。平成28年には藍綬褒章を受章する等、日本犬を知る著者がこれからの日本犬を考えるよすがとして送り出す一冊。
その他、剣道では一剣会羽賀道場を主宰し武道としての剣道を実践している。
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