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封印された女帝・卑弥呼：古代史の扉の鍵を開く謎に迫る

(著) 岡本茂延

作品詳細

［商品について］
―古代史の闇を照らす女王・卑弥呼―
「魏志・倭人伝」に邪馬台国の女王として記される卑弥呼は、天皇家の系譜に現れることもなく、わが国の正史に記されることもない、謎に満ちた存在である。
それはすなわち、卑弥呼の正体を解き明かすことで、大和政権誕生や日本の古代史の謎の核心に迫ることができるのではないかということを予感させる。
本書は、そうした目論見のもとに、「記紀」や「漢書」、「魏志・倭人伝」等の史料にあたりながら、より史実に近い『古事記』に創り直し、女帝卑弥呼の物語を天皇家の系譜に沿って捉えなおそうとする試みである。

［目次］
第一章　邪馬台国の在り処
第二章　天皇家の系譜の謎と歴史再現
　謎の女帝卑弥呼
　八幡大菩薩の応神天皇
　虚像の神武天皇
　皇后の出自
　倭国大乱前史
　倭国大乱
　卑弥呼女王擁立
　倭迹迹日百襲姫命と箸墓伝説
　出雲の国譲り神話
第三章　卑弥呼の外交・宗教
　卑弥呼の中国外交
　卑弥呼の鬼道は鬼神道
第四章　卑弥呼の笠縫い邑の伊勢宮
　卑弥呼の殉葬
　邪馬台国（出雲・宗像）の衰退
　天照大神の誕生（神道を制定した崇神天皇）
　天照大神の正体
第五章　朝鮮半島の情勢
　卑弥呼没後の朝鮮半島の情勢
　神功皇后の三韓征討
　倭の五王の時代
第六章　阿迦流比売伝説
　阿迦流比売伝説の謎
　国東の姫島の伝説
　阿迦流比売の夫の天之日矛
　卑弥呼に比定された神功皇后
　神功皇后（息長帯姫命）は実在の人物
　下照姫の母の多紀理姫
　『宗像大菩薩御縁起』
　住吉大神の正体
　卑弥呼は下照姫でかつ阿迦流比売
　追記
著者略歴

［出版社からのコメント］
女王・卑弥呼は、邪馬台国と共に日本古代史上最大の謎の１つとして、学者だけでなく在野の研究家の知的好奇心も刺激してきましたが、それは卑弥呼という人物の不思議な魅力による所も大きいのではないかと思います。本書を通じて、その魅力に触れ、日本の歴史の成り立ちを探求する旅を楽しんでいただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
岡本茂延（おかもと・しげのぶ）

中央大学法学部法律学科卒業。三菱社員時代から不動産・株に関心があり、昭和48年に、株式会社ＪＲＣ岡本鑑定の前身の鑑定事務所を開設、東京簡裁、東京地裁、東京家裁、東京高裁の各鑑定人を多数経験した。現在、不動産会社を運営し、社有不動産の運用に主に携わっている。
元ＮＴＴビジネスアソシエ東日本不動産アドバイサー　元社団法人日本不動産鑑定協会副会長
元日本土地環境学会常務理事。
紹鴎流第十五代武野宗家家元（茶道号武野宗延）
著書に『封印された女帝卑弥呼』『大和史空白の謎』『利休の師　武野紹鴎』『武野紹鴎茶禅の心』『幸せを呼ぶ蓄財道　武野紹鴎に学ぶ』『不動産鑑定評価実務体系』『不動産鑑定評価読本』ほかがある。