富士輝きの瞬間(電子書籍版)

(著) 深見重利

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作品詳細

この度、2作目の写真集を上梓することになり、誠に感慨無量であります。 これは、私が富士山を撮り続けた、 14年間の結集です。
無我夢中だった最初の2年間を除くと、前半は高山に、後半は平地に撮影の重点を置きました。そして、自らの足と眼力を頼りに、私の心に響く富士を捜し回り、シャッタ一を切ってきました。 南アルプスの3,000m級の高山から富士の山麓周辺、海上に浮かぶ富士まで、約60の地点に立って撮影してきたことになります。
こよなく自然を愛し、四季の移ろいに敏感な私は、美しい自然を前・中景に配する中で富士を捉えました。 その相乗効果から生まれる斬新な映像の世界の中に、私の描くイメージがありました。 それは、私の原風景を重ね合わせながら、個性豊かな富士の創造を目指すものでした。
人の胸を打ち、感動を呼ぶのが良い作品とするならば、まずは自分がシャッタ一を切る瞬間の、感動と込める思いの大きさが、鍵を握っています。 同時に、鋭い感性と確かな技術をもって、どの程度それをフィルムに定着出来るかが、作品の出来栄えを左右します。
私の富士撮影は、挑戦と試行錯誤の連続でしたが、その中で多くの貴重なものを学ぶことが出来ました。私はそのノウハウを、皆様に役立てていただくために、この写真集の中に開示することにしました。

【著者プロフィール】
深見 重利(ふかみ・しげとし)

1939年8月生まれ、佐賀県多久市出身。
県立佐賀工業高校機械科、日本大学理工学部機械工学科卒。
20歳の頃に写真に興味を掬き、以来一度も中断することなく自然風景・スナップ・富士山等の被写体にレンズを向けてシャッタ一を切り続けている。
日立製作所勤務の後1994年9月に退職して富士山撮影に専念、「素晴らしき富士」(1996年4月)「富士輝きの瞬問」(2001年10月)を出版して好評を得る。
その後10年間は、自らの住む奥多摩(東京都青梅市)・多摩川源流域の自然風景・風俗と富士山の映像をホームページで発表。
これが一段落すると、北海道を中心に全国を旅しながらその土地の自然風景や街歩きスナップ写真を「旅のスケッチ」と称して撮り続けている。
全国の津々浦々から急速に姿を消しつつある「路地裏」は、私のメインテ一マの一つです。

◆写真展
1994年4月 「富士の旅人」ルミネ立川ギャラリー(立川市)
1994年5~6月 「富士の旅人」サン・ギャラリー(河口湖町)
1994年10月 「富士の旅人」青梅市立美術館(青梅市)
1997年1月 「素晴らしき富士」アサヒギャラリー(立川市)
1997年9月 「素晴らしき富士」百貨店佐賀玉屋ローズルーム(佐賀市)
1998年1月 「素晴らしき富士」ワキタギャラリー(名古屋市)
2000年3月 「富士山の四季」ティー•スリーギャラリー(立川市)
2002年1月 「富士輝きの瞬間」アサヒギャラリー(立川市)

◆写真集
1996年4月「素晴らしき富士」けやき出版
2001年10月「富士輝きの瞬間」けやき出版

◆カレンダー
1998年「四季の富士」6点(1年分)富士火災
1998年「自然の名画」1点フコク生命

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