富士山に千回登りましたー好きなことして生きなきゃもったいない!「實川的」人生の歩き方
(著) 實川欣伸
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―生きている限り、人生は何だってできる―
自分の好きなことだけをやって生きてきた人生。それは嫌なもの、やる必要がないものはやらない、ある意味では極楽とんぼのような生き方とも言える。そんな私がこれまでやり続けてきたもの、それが富士登山だ。富士山の麓に住んでから25年以上、もう1000回以上も登頂し続けている。近ごろは2時間半もあれば山頂まで登りきり、年間登頂回数も200回を超える。過去には6連続登頂をしたこともある。なぜそんなに富士山に登るのか、その理由はすべて本書の中に書いてある。人は好きなことなら何でもできるし、何歳になっても挑戦できる。本書は、そんな男の富士登山人生の記録である。
[目次]
はじめに
第一章 そして私は富士へ向かう
体脂肪率は〇・〇〇
富士登山のペースはイチローと同じ
朝方に脳が「歩け」と脅迫する
初めての富士山登頂は家族五人で
一〇〇回の記録を意識したのは
中国人留学生との思い出が私を富士山に連れていく
第二章 冒険しなければ満足できない
岩が歩き出す幻覚を見た五連続登頂
四つの登山道を連続して登り下りする一筆登山に挑戦
一番のお薦めは心癒される須走口
東京駅から歩いて富士山頂まで
五二歳で挑戦した日本横断
地図も持たずに「人の歩くところじゃない」道を行く
山登り人生のエポックにしたかった
人と話すのが嫌いな男と出会う
劇的な再会でヨーロッパ最高峰をともにする
ポカはした、けれども最高の夏休みだった
五連続をしたなら、次は六連続だ
どうせやるなら、何かやってやろう
ついに一〇〇回! 記念登山は再び東京駅から箱根駅伝コース(四三時間)
二〇〇〇年の元日はミレニアム登頂
不眠不休で伊豆半島を一周歩きました
還暦のチャンチャンコは山頂でもらった
第三章 1000回登頂はこうして達成した
自分の連続登頂記録を破りたい
五五時間で八往復に成功! しかし……
風が強い日は無理をしてはいけない
完全フリーになって定めた目標は年間二五〇回
ついに一〇〇〇回登頂!
区切りの登頂は村山古道から
他人の記録は……
第四章 世界七大陸の頂上を目指す
二回目のキリマンジャロで
夢が実現できるとは夢にも思わなかった
クレバスに落ちて危うく……
南極は冬富士よりあったかかった
あとは世界最高峰を残すのみ
第五章 富士山で出会ったいろいろな顔
衝撃の「おばあさんパワー」
プロ根性があったAKBのメンバーたち
車椅子の中岡さんを山頂へ
皇太子殿下と言葉を交わす
富士登山登頂回数日本一に
積雪期登山の心の友は愛犬ラブだった
富士山の魅力とプリンスルート
意志ではなく体の指示に従う
登る哲学
第六章 人生は好きなことだけをやる
少年時代から歩いてばかりいた
おやじの蒸発で目覚めたわんぱく
ヤッパでも何でもやってやる!
努力は嫌いだが、好きなことには熱中した
やばい青春
「大学に受かった?・ いい加減にしなさいよ」
青春のキャンプ黄金時代
そういえば会社の山岳部に入っていた
もらい火で自宅が全焼して父帰る――
大学は出たけれど
ひょんなことからトップセールスマン
やればできるを実感した地獄の訓練
焼き肉レストランの店長が職務の建設会社社員
一〇〇人と付き合えば九九人には嫌われた
山登りと仕事にも共通点はある
その時々を一生懸命生きればいいんじゃないか
お金はないけれど、私には富士山がある
第七章 富士山に登ろう!
富士山が嫌だという日には登らない
安全のためなら恥も外聞もない
初心者が御来光を見たいなら一泊二日を
富士山はきれいになったのか
体調管理をどうするか
なぜかシーズンになると健康体になる
明日のことはわからない、山で過信は禁物だ
自分は最高の人生を送っている
今度はゆっくり日本横断
私が世界中のだれよりもすごいと思う人
付録 實川欣伸と富士山
富士山とはどんな山なのか
實川さんの体力に迫る
實川氏に贈るエール
[担当からのコメント]
1日に何度も富士山に登るなんて不可能だと思われる方は、ぜひ本書を手に取ってください。自分はもう年だから新しいことを始めるには遅すぎる、そう思っている方はぜひ本書をご覧ください。まだできる、これからだってできる、本書の中にはそんな人生が詰まっています。心にエネルギーをもらえるそんな作品です。ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
實川欣伸(じつかわ・よしのぶ)
登山家。1943年神奈川県生まれ。70年法政大学法学部卒業。紳士服メーカー、住宅販売会社から東平商会を経て富士サービスを2005年に退社。85年に初の富士山登頂以来、回数を重ね、2010年に1000回の登頂を記録。海外では7大陸最高峰のうちエベレストを残すのみ。日本山岳会会員。
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