家族4人、感動のよくばり大旅行!──パリからフィンランド、そしてモロッコへ

(著) 井深茂男

Amazon

作品詳細

[商品について]
ーこれは観光旅行ではない。私の人生で最後の、家族への贈りものだー
かつて冷戦下のソビエトを通って、フィンランドからポルトガルまで理容の勉強をしながら二カ月間のひとり旅に出た。あれから月日が流れ、あのとき妻のお腹にいた長女は30歳。その後に生まれた二女も25歳になり、いつしか夫婦も揃って老年にさしかかった。そんな今、ついに長年の夢だった家族4人での大旅行へと出発する。
ひとり旅をした時、見ず知らずの日本人理容師である自分を快く受け入れ、店で働かせてくれたフィンランドの女性との30年ぶりの再会。砂漠で暮らすある遊牧民から二女へのまさかの結婚申し込み。命がけで登ったスイスの氷河……。笑いあり、感動あり、トラブルあり、喧嘩あり(?)のドタバタだけど唯一無二の家族旅。北極圏からサハラ砂漠へ至るその旅の全容を、豊富な写真とともに振り返る。

[目次]
はじめに
序 パリ。家族集結。出発進行!
1 北欧をゆく。三十年目感動の再会
2 真っ赤な大地、モロッコ
3 南欧ノンプランツアーの始まり
4 マッターホルンが見えた!
5 パリ遊々
6 マドリード。ローラさん訪問
7 テロ事件と世界とパリの人びと
8 厳戒のなかのフィナーレ
あとがき
著者プロフィール

[担当からのコメント]
パリからフィンランド、そしてモロッコへと旅を重ねた約一カ月間の家族旅行を綴った本書。中には率直な言葉で書かれた娘さんの日記なども収録されており、ある一家のドラマを見ているような楽しさがあります。旅行記を読むのが好きな人はもちろん、家族の形を描いた作品が好きだという方も楽しめること間違いなしの1冊です。

[著者プロフィール]
井深茂男とその家族(いぶかしげおとそのかぞく)
1941(昭和16)年 埼玉県秩父郡長瀞町に生れる。
1960(昭和35)年 理容学校卒業後、秩父、熊谷、浦和で修業。
1963(昭和38)年 理容店開業。
1969(昭和44)年 結婚。茂男28歳、吉子23歳。第14回関東甲信越理容技術競技大会埼玉県代表で出場、第3位入賞。
この年より埼玉県美術展(県展)に写真 工芸彫塑。7年連続入選(石像、ブロンズ像作品、東京の寺院 アメリカアンチオック市へ)。
1971(昭和46)年 ヨーロッパひとり旅(理容の勉強しながら14か国ヒッチハイク)。長女 麗奈誕生。
1976(昭和51)年 二女 奈幹誕生。
現在、秩父観光協会役員(広報担当)。

〈既刊〉『私のヨーロッパひとりたび』(1981年)

新刊情報

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓