実り色の季節
(著) 本松秀茂
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【2018年に発刊された『『甚五』少年の日より』の改訂版です】
ーぼくには、何ができるだろうー
家業を継ぐため、農業高校に入学した主人公の峰甚五は、かつて「ノロ甚」というあだ名をつけられたほどのノロマだった。運動も勉強も苦手、不器用な生き方しかできない甚五だったが、高校で様々な先生や友人たちと出会い、時には事件に巻き込まれたり、挫折を味わったりしながらも、卒業式を迎えた日、彼は一つの真理にたどり着く。甚五が高校三年間を経て見つけた答えとはーー。誰の心にも眠る若き日の苦悩と成長を描いた感動の青春小説。
[目次]
表紙絵
「甚五」少年の日
(一)
(二)
(三)
青春の芽吹き
高校入学
乱闘事件
事件始末記
出会い
ゴーリー先生
駅伝大会
熊先生
秋祭り
待ち伏せ
補助員さんの趣味
初詣で
不運と幸運と
痴漢退治
卒業式
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
本書は、農業高校に通う少年・甚五の青春を鮮やかに描いた小説です。彼がその青春の日々を通じて得た答えは、農業に携わる者に限らず、どの職業にも通じる貴重な教えだと思います。仕事や私生活で悩みを抱え、大切な心を見失いがちな方にこそ届けたい一冊です。
[著者略歴]
本松 秀茂(もとまつ・ひでしげ)
1937年福岡県宮若市生まれ
福岡県立筑豊高等学校卒業
信用金庫に37年勤務後退職
福岡県北九州市在住
著書「晩鐘」初子と過ごした幾歳月 外
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