子供のこころを育てることばの選び方:バスケットボールのコーチングを通じて学んだこと
(著) 山内宣治
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[商品について]
―指導は、子どもの心に届いてこそ意味がある―
選手が上手くなるかどうかは、指導者がどの様に技術指導するかということだけでなく、選手の心の持ちようをいかに形づくるかということも重要である。本書では、これまで中学・高校を通じて様々なチームを指導し、強豪校と比肩するまでに育ててきた著者が、「技術指導と結び付けた心の育て方」という視点から培ってきた自分なりの指導法について、どういう場面でどういう言葉で語ってきたのか、その具体的な例を書き記すと共に、練習をする際に必要となる「考え方」についても自らの経験をもとに言及する。バスケットの指導はもちろん、他のスポーツや教育現場においても参考となる内容となっている。
[目次]
はじめに
第一章 こころを育てる
「一所懸命」ということ
バスケットは楽しい
真のヒーロー
羊の革袋
選手に贈る言葉
世羅旋風
バスケットボールの指導から
幸ちゃん
横断幕
第二章 「指導体系」に基づく練習 ――初級者のチームの指導のために――
トレーニングのねらい
バスケットボールの「指導体系」
基礎体力づくりの練習
基本技術の習得
1 マンツーマンディフェンスでの攻防
2 ゾーンディフェンスでの攻防
3 プレスディフェンスでの攻防
4 速攻の出し方など、ボールの運び方
5 いろいろなシュートの仕方
6 ドリブルなど、ボールの扱い方(ボールコントロール)
ゲームの組み立て
第三章 ちょっといい話
橋を守る
心が見える
台風と松
竹の秋
「ひま」の大切さ
霧と霞
「趣味」の話
イチローの打撃フォーム
耳の不思議
自由な世の中になると
横断歩道
一寸八針
味 蕾
草木染め
We are the world
王の一本足打法
「しゃぼんだま」の歌
著者略歴
[出版社からのコメント]
10代の多感な時期に何を学び何を経験するかということは、その後の人生の中で自分という人間を作り上げていくための土台として、とても大切な時間であることは間違いないと思います。本書はバスケットボールをテーマにした作品ではありますが、教育や人間形成について考えるうえでも参考となる作品になっています。指導者の方々はもちろん、多くの方に本書を手に取っていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
山内 宣治(やまうち・のりはる)
広島市南区出身。昭和13年(1938年)5月生まれ。小学校1年生の時に丹那町の自宅で被爆し、現在は広島県世羅郡世羅町に居を構えている。
広島大学教育学部附属東雲中学校でバスケットに出会い、第2回県総体で優勝。広島県立広島皆実高等学校ではインターハイに出場。昭和34年同志社大学文学部文化学科国文学専攻に入学してバスケット部に所属。教職に就いて後も広島県教員団の選手として国体に出るなどの活躍をする。
昭和38年大阪府豊能郡能勢東中学校を出発として公立学校に勤務する傍ら、斎藤喜博氏に師事して授業研究に情熱を注ぐ。世羅町立大田小学校校長を最後に公立学校を退職した後、私立の如水館中学高等学校専任講師となって9年間バスケット部を指導。現在も同バスケット部総監督を務める。
県中体連バスケットボール専門部長、県バスケットボール協会理事、世羅町教育委員などの要職を歴任。三原五中では県駅伝大会優勝、世羅中学校では県選手権大会優勝、如水館高校では県総体ベスト4などの指導歴を持つ他、尾三地区ミニバスケットボール連盟の結成にも尽力する。そして70歳の現在も世羅中学校の外部コーチとしてバスケットボールを指導している。
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