子どもは自然の中で学ぶ──いまだから話したい昭和の思い出
(著) 手塚修文
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[商品について]
ー子供の将来に生きる、本当の『人間力』とはー
近所に生えている竹を使って、年上の子供たちに教えてもらいながら作った水中ポンプ。何の罪もないアオダイショウが子供たちにいじめられるのを見て、命に対する思いを深めた「ヘビ事件」。竹で作ったバットや乾燥させたボンタンの果実をボールにして開催した「ボンタン野球」。ーー戦争中や戦後まもなくの頃の子供たちは、いまみたいにスマホやゲームで遊ぶことも、受験のために詰め込み主義で勉強に明け暮れることもなかった。でもその代わりに、自然の中で思いっきり遊んで、時には失敗や怪我を経験しながら、人生の糧になる力を身につけていった。
本書では、太平洋戦争中および敗戦後に子供時代を過ごした著者が、あの頃実際に体験した遊びや忘れがたい思い出を63のエピソードで振り返る。子供の頃にしか出来ない体験を、いまの子供たちにも。
[目次]
はじめに
【Ⅰ】就学以前の体験
【Ⅱ】就学以後の体験
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
スマホやゲームに親しんでいる現代の子供たちに伝えたい遊びや出来事をまとめた本書。その一方で、戦時中に幼少期を過ごした著者と同年代の方々にとっては、思わず当時の懐かしい風景や友人の姿が思い出されるエピソードも多数収録されていることと思います。昭和を知らない世代のご家族との話のタネに、また「そうそう、こんなこともあった」と当時を懐かしむきっかけとしてもお楽しみいただける1冊です。
[著者略歴]
手塚修文(てづか・たかふみ)
鹿児島生まれ。名古屋大学名誉教授、理学博士。名古屋大学大学院理学研究科生物学専攻博士課程・学位取得、日本学術振興会奨励研究員、カリフォルニア大学(UCLA)研究員、名古屋大学大学院生命農学研究科教授、名古屋大学大学院人間情報学研究科教授、名古屋大学大学院理学研究科教授を最後に定年退官、その後、名古屋文理大学教授・定年退職。
この間、米国・コーネル大学生物学教室客員教授、東京大学大学院および神戸大学大学院非常勤講師、滋賀医科大学・愛知教育大学および岐阜大学非常勤講師、総合研究大学院大学センター研究員、並びに北里大学衛生学部非常勤講師、国立環境研究所客員研究員を経て、現在、中国・南京農業大学(大学名だけは毛沢東時代のままで、今は一五学部からなる総合大学)招聘教授、民間研究所アドヴァイザー、名古屋大学大学院情報科学研究科招聘教員を務めている。
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