子どもの心は教育の心──ある校長先生の教育人情噺
(著) 福士勝久
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[商品について]
―その校長先生は、子どもたちの心に人情という魔法をかける―
いじめや不登校など現在の教育現場で起きている問題は、学校が知識の伝達や技能の育成に偏った場となっていることに大きな原因があります。しかし学校は本来、知識や技能の育成だけでなく、子ども同士あるいは周囲の大人と触れあいながら人間関係の在り方を身に着け、人としての慈しみの心をはぐくむ大切な場でなければなりません。本書は、そうした信念のもと長く教育に携わってきた著者が、子供たちや父兄、先生たちとのふれ合いの中で感じたこと、伝えたいことを綴った校長先生からの「学校便り」です。教師を目指す方はもちろん、ご家庭での子育てにもお役立ていただける一書です。
[目次]
まえがき
味方の城
男 の 子
姉 弟
山あらしジレンマ
さびしい子ども
男の子と女の子
子どものことば
嘘
ティッシュペーパー
春の小川
しょんべんたれ
きょうちょうさん
秘 密
魔 法
山 崎 君
続 け る
自由研究
めんこく
もと子ちゃん
ふたりの一年生
子どもの世界
お母さんの詩
千里眼が欲しい
修学旅行
泣き虫っ子
しあわせのたね
運 動 会
デクノボウ
やさしさを
今年の夏休み
二人の町内会長さんの話
た か り
やわらかなうちに
赤いセーター
人 形
仏様の指
観察記録
暖かな学校
色(いろ)
デス・マス調(ちょう)
子どもの心を
教育の姿
読書百遍
掃 除
冬の夜道
論語と私
陰膳の心
少年の船
友 達
念ずれば
母
おあずけの味
論語の言葉
父の遺したもの
心の一番やわらかな所に
寄り添う心
息 子
凍えた足
あとがきにかえて 遅れた手紙
著者略歴
[担当からのコメント]
本書は子どもの教育について書かれた作品ですが、人にとって大切なことは子どもも大人も変わらないということを改めて感じさせてくれる作品にもなっています。自分を見つめ直したいと思う方にとってもお薦めの一書です。
[著者略歴]
福士 勝久(ふくし・かつひさ)
昭和七年二月一日 北海道沙流郡平取にて、父時三郎・母たかの次男として誕生。
その父、四日後に病死。
昭和十四年四月 平取小学校に入学 入学当初より母が住み込みで働き、私達兄弟は、親戚に預けられる。その後、母の仕事の都合で同居別居を繰り返す。
昭和二十一年三月 平取高等小学校卒業
同 年 四月 北海道庁静内農業学校へ入学
昭和二十五年三月 道立静内高等学校卒業
同 年 四月 北海道学芸大学旭川分校入学
昭和二十七年三月 北海道教育大学旭川分校二類終了
同 年 四月 平取町立平取小学校教諭
昭和三十二年四月 浦河町立浦河小学校教諭
昭和三十七年四月 北海道教育委員会胆振教育局教育主事
昭和四十年十月 北海道教育委員会胆振教育局教育主事
昭和五十二年四月 札幌市立藤の沢小学校教顕
昭和五十五年四月 札幌市立琴似中央小学校教頭
昭和五十九年四月 札幌府立平和小学校校長
昭和六十一年四月 札幌市立北野小学校校長
平成元年四月 札幌市立平岸高台小学校校長
平成四年二月 札幌市立平岸高台小学校長退職
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