子どもの声、聞いていますか。:子どもが変わる時

(著) おにつかるみ

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作品詳細

[商品について]
ー「寄り添う」ということは「たたかう」ことー
教室に自分の居場所が見つけられず、次第に心を閉ざしていく子。脳腫瘍と診断され、生死の境をさまよう母親を献身的に支える子。ある出来事をきっかけに、人を信じる気持ちを見失ってしまった子。
主人公の「さと子先生」は、今日も心にさまざまな痛みを抱える子どもたちやその保護者と向き合う。一人の小学校教諭として、そして一人の人間として、彼女は何を思い、何を語るのか。ーー障害児学級での講師経験を持つ著者が描く、学校現場でのリアルな苦悩と喜びに焦点を当てた感動の短編小説集。

[目次]
1 自分の居場所
2 蛍
3 走る少年
4 さまよう親
5 マンゴーシャワー
6 シクラメン
7 空のにおい
8 扉
9 普通の子
10 卒業
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
本作を読むと、子どもやその保護者が抱える悩みが実に多様であり、それゆえに学校の先生に課される課題や責任も多大なものなのだと改めて実感します。しかし一方で、先生という立場だからこそ味わえる感動があることも本作は教えてくれます。軽やかな文体でありながら、学校現場のリアルを丁寧に描いた本作。現役の先生はもちろん、将来先生になることを目指して勉強に励む学生さんにもぜひ読んでいただきたい1冊です。

[著者略歴]
おにつか るみ
1951年福岡県田川郡生まれ。三重大学教育学部卒業。現在、京都府の小学校で講師(障害児学級)をしながら、執筆活動。
著書に『さとこ先生のホームルーム』(新日本出版社)、絵本『赤いランドセル』(文芸社)

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