子どもたちと学び、生きる

(著) 丁野惠鏡

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作品詳細

[商品について]
―園長先生は、なんで園長先生になったんですか―
琵琶湖の北の一農村のお寺の長男として生まれた著者が語る、浄土真宗の僧侶としての歩み。それはマルチ人間と言われたり、便利屋と呼ばれたりしながらも、人の役に立てればとどんなことにもチャレンジし、活動して来た人生だった――。本書では、そうした歩みの中から、ひとりの子どもの手紙をきっかけに真剣に取り組むようになった幼児教育にスポットを当て、「自分が引き受けたことは最後までやり遂げる」という父の教えと「苦労は買うてでもしなさい」という母の教えを糧に、走り続けてきたその道を振り返る。物質主義がはびこる社会の中で、目に見えないものへの感謝の気持ちを子どもたちに学ぶ日々が、ここにある。

[目次]
はじめに
第一部 生い立ちと父母の教え
大学の勤めを辞して実家へ
「兄ちゃん」と呼ばれた園長先生
ゆきちゃんからの手紙
仏教保育大学講座の指導員
「ないおん」の誕生
申し込み殺到で発行部数が五万部に
父が教えてくれたこと
母の教え
保育園経営を見て育つ
第二部 なぜ宗教教育が必要なのか
子どものつぶやきが教えてくれること
子どもたちの優しい心を知る
自分を省みる心
教育の二つの願い
第三部 目に見えないものの大切さ
冥加に叶う
今こそ子どもに学ぶべき
あとがき

[出版社からのコメント]
神仏について考えるとき、それが非科学的かどうかというような形式ばった見方ではなく、そうした存在が私たちの心や生き方をいかに豊かにしてくれたかという視点で考える必要があるのではないかと思います。本書は幼児教育をテーマにした作品ですが、著者と同様に子どもたちから学びを得る、そんな時間を過ごせる内容となっています。教育に携わる方はもちろん、子どもがいる社会に暮らす全ての方にお薦めしたい一冊です。

[著者略歴]
丁野 惠鏡(よおの・えきょう)

1940年 滋賀県に生まれる。
1965年 龍谷大学文学研究科大学院修士課程修了~1970年まで龍谷大学勤務
1970年から2006年7月まで 小谷保育園長(現 小谷こども園)2006年8月から2013年まで長浜愛児園長
1980年~現在 社会福祉法人光寿会理事長
1975年頃より真宗(まことの)保育の研究と実践に取り組む。
1978年より仏教・真宗のこころをテーマとする教育誌「ないおん」の編集長として、子ども、保護者とともに育ち合う保育の実践運動を展開して現在に至る。
1992年より20年間龍谷大学短期大学部非常勤講師、その間に滋賀県保育協議会長をはじめ、滋賀県民間職員退職共済会理事長他各保育団体の理事等を歴任、またその頃より真宗保育学会の設立に関わる。現在同理事
2012年春の叙勲により、瑞宝双光章を受賞 著書に「歎異抄・私の聴聞記」、「照育のひろば」絵本「雨上がりのベンチ」他共著など多数

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