大人の生き方が子どもを変える:人間としての正しい教育のために
(著) 長畑寛昭
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[商品について]
―教育問題は子どもではなく「大人の問題」として考えなければならない―
勉強は教育にとって大事なことですが、それにも増して大切なことは子どもをいかに立派な人間に育てていくか、ということです。ではその子どもを教育すべき大人自体は、果たしてそれだけの資質を備えているのでしょうか。本書はそうした視点から現在の教育問題を捉えなおし、日本の伝統を継承し品格ある人間に育てる教育とは如何なるものかを考えていきます。時代を経ても変わらない教育の本質を見事にとらえた実践的な教育論、待望の電子書籍化。
[目次]
まえがき
大人の背中を正す時期
人生はどう生きるべきか
今の大人たちの実態はどうか
戦前と様変わりの現象
失われた男らしさ・女らしさ
少なくなった品格
減少する自動車免許取得
声を出さない大人たち
出すぎる自分本位の利害
美しい日本語はどこへ
使いすぎる外来語
無責任時代の現代人
頻発する偽装事件
平気で嘘をつく人々
責任の放棄と自己破産
他力本願の風潮
わがままが生む自己中心人間
グリーン車通勤のOLたち
少子化の本当の意味
少子化と産科などの減少
急増する離婚件数
何が親孝行か
殻に閉じこもる若者
自主的判断の重要性
必要な懐疑主義
悪影響強いメディア
テレビの功罪
医者や薬に頼りすぎ
危険な農薬と食物
度をすぎたペット・ブーム
変転する社会に巣食う病
お金第一の社会風土
詐欺事件が横行する日本列島
殺人事件には原則死刑を
子供よりキレる大人
自殺をしないために
若いときの挫折の勧め
大学生と編集者の二足の草鞋
避けて通れない政治の改革
批判される官僚制度
地球規模での危機克服を
子供をどう躾け、教えるか
将来を決める幼児期
育児への不安
幼児への躾
幼児期に大事なスキンシップ
幼児を穏やかに育てる
オムツの取れない子供
怒鳴る幼児の話し声
バレエ・スタジオの子供たち
挨拶と返事が基本
バレエは正しい姿勢から
レッスンは厳しく優しく
集中力養うレッスン
受け入れたい格差問題
男の子と女の子
親の子離れ
体力のない現代の子供たち
激しい発表会の特訓
これからの少年少女の育成
少子化時代の子育て
子供のうちに身につけること
子供には図太い神経を
子供部屋の功罪
子供のなぜ
子供に暇を与えるな
子供への期待の大きさ
身だしなみが性格を作る
悪書の子供への影響
携帯電話の危険性
エスカレートする少年の非行
学校での教育
なぜ勉強が大切か
大事な家庭での勉強
義務教育は基礎知識に重点を
朝令暮改の教育行政
暗記の大きな効用
学校で教える躾とは
子供への性差と性教育
子供のいじめ
不登校の子供たち
高校必修科目の履修漏れ
なぜ大学へ行くのか
全寮制高校の復活を
大学は就職の予備校か
景気に左右された就職率
教師への風当たり
教師の評価制度の是非
学習塾は必要か
日教組支配の残る教育界
教員免許の弾力化の是非
あとがき
文庫改訂版の刊行にあたって
著者紹介
[担当からのコメント]
人を諭すまえに先ずは自らの襟をただす、そんな大人としての振る舞いを自分は果たしてできているのだろうか、本書を読んでいると改めて自問自答させられます。できることなら悪しき習慣ではなく良き習慣を伝統として子どもたちに残していきたい、そんな思いを持つ方にお薦めしたい一書です。
[著者紹介]
長畑 寛昭(ながはた ひろあき)
1931年生まれ。神奈川県出身。東筑高校、早稲田大学政治経済学部卒業。1955年株式会社財経詳報社に入社し、編集部長、専務取締役、社長、会長を経て2001年退任。1968年社団法人財政金融調査会を設立し、専務理事を兼務、2008年精算して解散。現在、有限会社長畑バレエ代表取締役。
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