夜想の旅人:平塚景堂 詩集
(著) 平塚景堂
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[商品について]
―言葉を観て、言葉を聴いて生まれる詩の世界―
言葉はときに哲学となって思念を昇華し、楽譜となって音を奏でる。
記憶を喚起して鮮やかな色彩を見せ、それは脳裡に無限の宇宙を生み出す。
ときに時間の流れをさかのぼり、ときに夢の世界にはばたこうとする。
そうして言葉は「詩」となっていく。
美と幻想と観念が交錯する世界に鮮やかな言葉が舞い踊る、『白き風土のかたへに』へと続く詩作を集めた平塚景堂作品集。
「目次]
自伝抄
夢の記
硬質な愛の歌
無明遍歴
泉を哭す
鳥の歌
パッサカリア
虚空書簡
死と変容
雅歌
ラヴ・チャント
「Neuma」口伝書
シュトックハウゼンの墓碑銘
夜想の旅人
後記
[出版社からのコメント]
詩の中にある言葉の奥行きはとても深いですが、本書に収められている言葉は、住職であり画家でもある著者の観念によって、どこまでも果てしなく広がっていきます。ときに広大無辺な宇宙のようでもあり、ときに掌の小さな世界のようでもある本作品の世界を、どうぞお楽しみください。
[著者プロフィール]
平塚 景堂(ひらつか・けいどう)
一九四九年(昭和二十四年)東京生まれ
東京藝術大学美術学部卒 京都大徳寺専門道場で禅修行 大本山相国寺塔頭養源院住職就任 銀閣寺執事長、承天閣美術館館長を歴任
「文学歴」
戯曲「さすらい枯野抄」大阪近鉄アート館にて上演 詩集「静かな夜の記録」(編集工房ノア)詩集「オリヴィエ追想」(書肆山田)詩集「夜想の旅人」(銅林社)詩集「白き風土のかたえに」(編集工房ノア) エッセイ「内なる風景へ(禅の現在型をさぐる)」(禅文化研究所) 小説「アララ」(編集工房ノア)
「絵画歴」
京都「ギャラリーマロニエ」にて毎年日本画個展 フランス日本年に作品出品 イタリアミラノにて個展 フォーシーズンホテル東京(椿山荘)にて個展 南青山「メディア・トール」にて個展
「作曲歴」
武井作曲賞受賞 ピアノ曲集「BUSON」パリ・ルデュック社より楽譜出版 リヨン国立音楽院の招聘により渡仏作品リサイタル ピアノ五重奏曲「スペクトラム」ウィーンピアノ五重奏団により初演 ピアノ曲集「夢のわかれ」パリ世界初演 アメリカ公使公邸にて作品リサイタル リヨン国立音楽院委嘱、オーケストラ曲「アパリシオン」
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