地域を活かす: 過疎から多自然居住へ
(著) 宮口侗廸
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「20世紀の日本では、都市化というキーワードで地域が語られ、規模の大小、都市からの距離といった単純なものさしで地域の価値が示されるようになっていった。(中略)すでに到来した21世紀は、地域地域の取り組みによって、違いを格差から価値に変える時代になってもらいたいと思う。農山村は都市ではないところに価値があると、多くの人が素直に思える時代になってもらいたい。」(本文より)
「21世紀の国土のグランドデザイン」において「多自然居住」を提唱する著者が、「過疎地域」と呼ばれることの多い「農山村地域」や「小都市」が、今後めざすべき新たな方向性を示した一冊。地域づくりの意味や都市・農村の交流の意義、高齢化と山村の動向、地域を担う人材などについての考察、そしてこれからの時代の地域づくりについて語る。
【著者プロフィール】
宮口 侗廸(みやぐち・としみち)
1946年 富山県生まれ
1971年 東京大学理学部地理学科卒業
現 在 早稲田大学名誉教授,文学博士
主 著 『地域づくり読本』(共著)(ぎょうせい)
『地域づくり・創造への歩み』(古今書院)
『新・地域を活かす』(原書房)
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