在りし日の民具・道具──写真で見る懐かしき日本の「もの」風景

(著) 山本富三

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作品詳細

【2018年に発刊された『今は昔:民具など』の改訂版です】

ー写真で巡る昔日の日本ー
かつて日本人の生活に息づいていた民具や道具たち。硯と筆、算盤なども収納できた持ち運び可能な「文具箱」、囲炉裏で炭をすくうのに使う「十能」、火事に備えて町の各所に設置された「防火用水」、衣装入れから旅行用の鞄としても重宝された「行李」……。江戸から昭和にかけて日本の家庭や町中で見られた「もの」たちが今、精緻なモノクロ写真によって鮮やかに蘇ります。

[目次]
河井寬次郎記念館(京都)
愛染倉(京都)
京の田舎民具資料館(京都)
橿原市今井町屋敷(奈良)
青洲の里(和歌山)
北名古屋市歴史民俗資料館(愛知)
五個荘近江商人屋敷(滋賀)
東映太秦映画村(京都)
姫路城(兵庫)
松江市武家屋敷(島根)
木治屋(奈良)
河合香艸園(京都)
阪南市歴史資料展示室(大阪)
美山民俗資料館(京都)
有松山車会館(愛知)

[担当からのコメント]
いつしか日本人の生活から失われつつある伝統的な「もの」たちを哀愁のあるカットで収めた本書。ページをめくるたびに「懐かしい」と思う方もいれば、「こんなものがあったんだ」と驚きに打たれる方もいるでしょう。世代を問わず、日本の古き良き暮らしの風景に心が揺さぶられる写真集です。

[著者プロフィール]
山本 富三(やまもと・とみぞう)

1934(昭和9)年、京都市に生まれる。
1957年、日本大学芸術学部写真学科卒業。
1960年、電通関西支社写真部に入社し、新聞・雑誌等の広告写真を担当した。作品は朝日広告賞入選、通産大臣賞等、受賞も多数。
1994年に電通を定年退職し、近年は遺産的な物や古い物の撮影に取り組んでいる。
日本写真学会会員、日本広告写真家協会会員、新写真派協会会員。

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