四日市の経済人・日比義太郎と昭和の時代――[翻刻]日比義太郎日記:昭和2年8月24日―
(著) 日比義也
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[商品について]
―四日市発展の礎を築いた知られざる経済人、日比義太郎―
セメント開発や三岐鉄道の開業に尽力し、四日市の産業発展に大きな貢献をした日比義太郎(明治17年〜昭和30年)。義太郎は、経済人として優れた手腕を発揮する一方で、その日の出来事から各所での発言、手紙のやりとりまで膨大な量の記録を日記にしたため遺している。本書は、義太郎の孫である著者を中心に翻刻され、史料としても貴重な記録であるこの日記の中から、昭和3年9月20日の三岐鉄道開業の日の日記や義太郎の市会議員当選への異議申し立ての顛末などが記された、昭和2年夏頃から昭和4年終わり頃までの波乱の2年間の日記を収めた作品である。昭和という時代、その世相を知るうえでも貴重な内容となっている。
[目次]
四日市の経済人・日比義太郎と昭和の時代: ――[翻刻]日比義太郎日記:昭和2年8月24日―
日比義太郎日記:昭和三年四月二十四日~昭和四年十一月二日
編著者略歴
[出版社からのコメント]
日記に何を書くのかは人それぞれですが、書かれた内容が後世の貴重な史料となるかどうかは、その人の歩んだ人生によって大きく変わるのではないかと思います。本書は四日市の経済史の記録としても貴重ですが、昭和の始めに一人の経済人が歩んだ人生という視点でもお楽しみいただけるのではないかと思います。
[編著者略歴]
日比義也(ひび・よしや)
日々義太郎の孫として昭和14年(1939)生まれる。四日市市の海蔵小学校、山手中学校、四日市高校を経、名古屋大学卒業後、国鉄入社。退職後三岐鉄道社長、ホテルサンルート四日市社長を務める。その間、四日市市教育委員長、四日市労働基準協会会長等の公職を歴任。著書に「米華と半助と」「築百年屋敷にまつわる よっかいち大正物語」「日々義太郎日記」(Ⅰ、Ⅱ、以下未完)「明治・大正・昭和(戦前)四日市に届けられた絵はがき」がある。旭日小綬章受章
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