句集 葷酒庵:雲は過ぎゆく

(著) 瀬島洒望

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作品詳細

[商品について]
―何気ない一瞬にこそ、心を奪われる―
霜柱崩れぬままに日は暮れて
新じやがを店に積みあげたる八百屋
看護師の宿舎に西日当りけり
着古せるシャツで窓拭く柿の秋
チョコバナナ手に持つ孫と初詣
(本文より)
四季の移ろいを言葉に乗せて。「一日十句」をモットーに、句作を続けてきた日々の結晶。どこか懐かしく、どこか切ない風景がじんわりと心を充たす。

[目次]
Ⅰ 二〇〇二年~二〇〇五年
Ⅱ 二〇〇六年~二〇〇九年
Ⅲ 二〇一〇年~二〇一二年
Ⅳ 二〇一三年~二〇一五年
Ⅴ 二〇一六年~二〇一八年
Ⅵ 二〇一八年二月~二〇一八年十二月
Ⅶ 二〇一九年一月~二〇一九年十二月
Ⅷ 二〇二〇年一月~二〇二〇年十二月
Ⅸ 二〇二一年一月~二〇二一年十二月
Ⅹ 二〇二二年一月~二〇二二年十二月
Ⅺ 二〇二三年一月~二〇二三年三月
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
一見、日々の何気ない一瞬のように見える場面も、五・七・五の心地良い俳句のリズムに乗ると、読者の心にもその風景が印象的なシーンとして刻み込まれます。そんな俳句の楽しさや感動が詰まった本書、ぜひじっくりとお楽しみください。

[著者略歴]
瀬島洒望(せじま・しゃぼう)
本名 瀬島 孟(せじま・たけし)

昭和15年(1940年)東京都生まれ
埼玉県立浦和高校 東京農工大学農学部獣医学科卒
東京農工大学大学院修士修了・農学修士・獣医師
公益財団法人サイサン環境保全基金評議員
埼玉国際青年を育てる会副会長
せじま動物病院院長

句歴
昭和63年より作句開始
平成13年 大崎紀夫主宰のうらら会入会
俳句結社「やぶれ傘」創刊会員 現在同人
俳人協会・日本俳人クラブ会員・埼玉県俳句連盟会員
句集に『異人の館』『印度の神』

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