古文書解読への道──江戸化政文化時代の文書「国郡志御用郡辻書上帳 賀茂郡」を読み解く
(著) 山田道信
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―古文書という壮大なロマンを、いま読み解く―
れっきとした日本語でありながら、現代の私たちが読みこなすのには相当な訓練が必要な古文書。くずし字には書き手の個性が強く表れるため、全ての古文書を完璧に読めるようになるのは不可能とも言われるが、それだけに生涯をかけて楽しめる趣味こそが、古文書なのである。ーー本書は、今から200年以上前の文化年間に、広島藩が地誌を新しくすべく村々に下しらべを命じ、それらを郡ごとにまとめて報告させた文書「国郡志御用郡辻書上帳 賀茂郡」をテキストとして、古文書を読めるようになることを目指した一書。文書の素読から素読の解読、そして解読の文章化へと、ステップを踏みながら少しずつ、しかし着実に古文書を学習することができる頼もしい内容となっている。
[目次]
はじめに
頭書(古文書の学び始めは素読から)
複写古文書(国郡志御用郡辻書上帳 賀茂郡)
複写古文書(国郡志御用郡辻書上帳 賀茂郡)
解読古文書
抜粋翻訳文
書上帳用語の概説
奥書(古文書を楽しむ)
[担当からのコメント]
一つの文字を読むのに数時間、時には一か月以上かかることもあるという古文書。しかし、それだけに自分の力で解読できた時の喜びは相当大きなものであるはずです。苦労と楽しさのロマンが溢れる古文書の世界、その初めの一歩として本書をご活用頂ければ嬉しく思います。
[著者略歴]
一九三七年 福井県生まれ、現広島市在住
学歴 京都大学経済学部卒
職歴 輸送機器会社勤務
資格 生涯学習インストラクター一級(古文書)
著書 まぼろしの厳嶋大仏他
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