古俣姓は五十嵐濱で発祥した──越後郷土史逍遥
(著) 桑原敏朝
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―身近な歴史は、面白い―
その昔五十嵐濱村と呼ばれた漁村の近くに移住した著者は、そこで「古俣」「若杉」姓が極端に多いことに興味を持ち、地域の歴史を調べ始める。
「海が蒼く盛り上がる」五十嵐濱に来着した人々は、いったいどの様な人たちだったのか。
墓碑や家紋など様々な史料を丹念にあたりながら、上杉謙信や武田信玄、遊佐景光など氏と姓に秘められた歴史を追った研究記録。
[目次]
はじめに
墓碑〔能登国沙弥〕に関する一考察
遊佐景光は何時名字を削ったのか
能登国 畠山守護と守護代 遊佐氏
能登国 沙弥(入道して沙弥祐信) 畠山守護の守護代家 遊佐国光
遊佐氏の発祥地、出羽国鮑海郡遊佐郷の成立
編集後記
海が蒼く盛り上がるところ五十嵐 七
温故知新、新川開削願人庄屋の若杉家
名門上杉はかくして越後へ
春日山から上野へ交通の要路に枇杷島
参考年表
御館の乱に関する城の地図
編集後記
海が蒼く盛り上がるところ五十嵐 六
五十嵐濱、砂の風紋蔦の紋
越後上杉家、領国の挑戦と古俣
古俣姓は越後五十嵐濱で発祥した
編集後記
海が蒼く盛り上がるところ五十嵐 五
信州から越後へ古俣があったか
編集後記
おわりに
[担当からのコメント]
歴史を川の流れにたとえるなら、私たちの身近にある地域の歴史は本流から複雑に枝分かれして流れ込む支流のようなものではないかと思います。
支流を辿って歴史の本流に辿りつく、そんな楽しさが詰まっているのが本書です。ぜひご一読ください。
[著者紹介]
桑原敏朝
1943年 三条市鬼木に生まれる
1961年 新潟県立三条高校卒業
1969年 (株)小松製作所北陸支店入社
1977年 新潟大学商業短期大学部卒
2003年 同上退社
2004年 「五十嵐今昔談笑しよう会」立ち上げ
以後隔年毎に小講演
2008年 生涯学習2級インストラクター(古文書)認定
2021年 海が蒼く盛り上がるところ
九編発行 現在に至る
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