古代「ヤマトタケル」東征伝説を追う:千葉県版
(著) 露崎清美
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[商品について]
―伝承・伝説から知る日本のなりたち―
日本が日本になった時、それは大和朝廷が東日本を征した時である。その第一の功労者はやはり「ヤマトタケル」である。「古事記・日本書紀」では省略され記載されていない「タケル」足跡伝説を、踏査、編纂した千葉県版である。
日本武尊は、『古事記』や『日本書紀』に多くの記録が残る日本古代史最大の英雄である。日本武尊の伝説は、その悲劇的な結末と共に、今も多くの人に愛されている。
本書は、その日本武尊の事跡の中でもあまり記載のない東征伝説の行跡を、房総半島の各地に残された伝承・伝説の中から採集し記録した作品である。
日本のなりたちや歴史を知るための一書として、本書は詩さに富む内容となっている。
[目次]
前書き
古事記・関係部分抜粋
日本書紀・関係部分抜粋
熱田神宮史料・縁起由緒編と健稲種公
天皇家も使用、唐の皇帝にも献上した「望陀布」 房総半島と望陀布
1・上総国「ヤマトタケル」伝承地・富津市
2・上総国「ヤマトタケル」伝承地・君津市
3・上総国「ヤマトタケル」伝承地・木更津市
4・上総国「ヤマトタケル」伝承地・袖ヶ浦市
5・上総国「ヤマトタケル」伝承地・市原市
6・下総国「ヤマトタケル」伝承地・千葉市
7・下総国「ヤマトタケル」伝承地・船橋市
8・下総国「ヤマトタケル」伝承地・市川市と我孫子市
9・上総国「ヤマトタケル」伝承地・長生郡
10・上総国「ヤマトタケル」伝承地・茂原市
11・安房国「ヤマトタケル」伝承地・安房郡市
12・上総国「ヤマトタケル」伝承地・夷隅郡市
13・上総国「ヤマトタケル」伝承地・山武郡市
14・下総国「ヤマトタケル」伝承地・印旛郡市
15・下総国「ヤマトタケル」伝承地・海上郡市
16・下総国「ヤマトタケル」伝承地・香取郡市
[出版社からのコメント]
古代の歴史を知るためには、残された歴史書などの書物を除けば、地域の伝承や伝説が重要な手がかりとなります。こうした伝承・伝説から学ぶ歴史は、注釈書や研究所を読むのとは異なる面白さがあります。本書を通じて、多くの方がその楽しみに触れていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
露崎 清美(つゆざき・きよみ)
昭和21年 千葉県生まれ。
会社経営のかたわら、古代史を研究。
特に、地元に眠る伝説を発掘、研究。
ヤマトタケル伝説を全国規模で収集し、ヤマトタケル東征研究会を主宰。
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