千年の成約ーー神々と将門と或る家族の時空を超えた物語
(著) 安井吉武
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―目覚めよ、日本人―
戦後、戦災の傷痕も生々しい浅草で一体の真新しい観音像の開眼式が盛大に行われた。それから5ヶ月が経過したある日、日本の南の洋上で一隻の漁船によって海底火山の噴火が確認され、さらに2年後にはあの観音像に使用した柳の大木の古根から一千年も前の金銅製の千手観音像が土器や刀剣類と一緒に発掘された。平将門公の愛妾であった桔梗姫ゆかりのこの地で発掘された千手観音像、そして2年前の海底火山噴火によって現れた「明神礁」。この一連の出来事、そして次々と明らかになる不思議な一致は、いったい何を意味しているのかーー見えない糸にあやつられ、一千年の時空を超えて、いま平将門の意志が現代に甦る。現代人刮目の神と将門と日本人の物語。
[目次]
序文
下町浅草七軒町
深川不動尊の出来事
死者が墓の中から海底火山となって
明神の発動
菅原道真の死
坂東平氏
相馬の犬養家
アイヌの踊り
梅と桜
母と子
永遠の出合
香取の願いごと
別離
京の都
従兄同士
見知らぬ武士
君の御前
国香の館
二人の叔父
三人の謀(はかりごと)
染谷川の戦い
童子の援軍
過去の愛情
竹袋の愛
長竿のさぐり
佐原の観福寺
偽の使者
野爪の伏兵
国香の仕掛け
国香の死
源護のなげき
左馬允貞盛
良正の誤算
良兼参戦
下野国府の敵
公からの訴訟文
滋野の助太刀
伊勢詣で
山岳への逃避行
家庭の幸福
子飼の戦い
父祖の像
脚気(かっけ)と戦
病苦のあせり
館炎上
広河の江
妻子との別れ
陸奥衆
慟哭
桔梗の苦悩
霞ヶ浦湖族
大葦原四郎将平
永遠の絆
報復の戦い
子春丸
夜襲
貞盛の旅立ち
信濃の滋野一族
上田平の戦い
武蔵国の権主興世王
武蔵の武芝
清和源氏経基
忠平の教書
興世王の居候
潮来の玄明
玄明の兄
策士の群れ
常陸への道
土浦の亀島より国府へ
本性のるつぼ
国庁と惟幾
反逆への道
下野国府へ
俵藤太秀郷
上野国府へ
八幡大菩薩の陰の子
坂東八ケ国の王
上申文
将平の諫言
坂東の王城
さきたまの両雄
武蔵国府の武芝
相模国府へ
将門調伏令
常陸大洗の貞盛
貞盛の妻捕らわる
秀郷の来訪
両雄の誓い
玄茂の誤算
敗走
忠光の参陣
相馬の館
相馬一族の結束
天のたすけ天津甕星(みかぼし)
風雲児の最期
湖族の援軍
人類ののろい
神社・仏閣の変
残党の誅伐
城峯山の将平
秩父攻め
小鹿野より三峯へ
胎養寺の露
二人の御出子
筒戸の別れ
天女の羽衣
良文と秀郷
因縁の忠頼と繁盛
良文の守護仏
生き返った妙達
一千年目のよみがえり
東方のエルサレム
エソウとヤコブ
聖霊と父子
干からびた骨の幻影
あとがき
【著者略歴】
[担当からのコメント]
本書は平将門公を中心に物語が展開していきますが、同時に現代の日本社会や日本人の生き方についても考えさせられる内容となっています。ストーリーと併せ、そちらもお楽しみいただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
安井吉武(やすいよしたけ)
本名 安井吉武。昭和8年(1933)年、東京都台東区生まれ。慈光観音会(二代目会長)。先代の父であり会長に7才の時より享受され、成長してより彫金家として生計を立てながら、真の宗教の在り方を探究し、身口意の大切さに到達し、会と一千年前から仕組まれた、奉氏の信奉した八幡信仰と、大本教、日月神示とも関連した、亀形石造物に関係する。ヒミコとイスラム教、そして、世界の原点の神、旧訳聖書のイサク神示が日本に降りている事が判明し研鑽中。著書に『三法則世直し論』がある。
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