医学および医療技術学を学ぶ人におくる大学基礎生理学 下巻
(著) 塩川光一郎
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[商品について]
―面白くて楽しい生理学の世界―
健康な状態で生き続けるように私たちの体が長い進化の過程で備えてきた「しくみ」を研究する学問である生理学。本書は、国家試験合格を目指す柔道整復師や医療技術職を目指す学生の皆さんが、生理学の基礎を学ぶための必要かつ充分な内容を分かりやすく解説した参考書です。生命現象を担う物質群から体内の内部環境の維持のしくみ、重要な臓器の構造と機能まで、研究と臨床の複眼的な思考を養うことができる一書として示唆に富む内容となっています。下巻では、私たちの体を構成している臓器の働きや機能について、心臓や呼吸器、生殖器など、それぞれの部分ごとに詳しく解説しています。
[目次]
ケンブリッジ大学ガードン研究所長ガードン教授の 「まえがき」
帝京大学の冲永佳史学長・理事長の 「まえがき」
はじめに
第Ⅳ編 身体を構成する様々な臓器の成り立ちと働き
第13章 種々の臓器の発生と分化
第14章 血液とその成分
第15章 心臓の働き
第16章 血管系およびリンパ系
第17章 骨の生理学
第18章 腎臓と尿路(泌尿器)
第19章 呼吸器
第20章 消化器系
第21章 肝臓と栄養の吸収
第22章 生殖器官
第V編 ヒトの発達,加齢,老化
第23章 ヒトの身体的特徴の発達経過
第24章 加齢と体細胞分裂の限界とテロメア
第25章 高齢化による生理学的特徴の変化
第26章 高齢者とフレイル
第27章 高齢者の運動機能と疾病(含む「転倒」)
付録: 筆者が歩いた「学問の森」の小径とその周りの風景
要点
はじめに
パート1.「学問の森」の小径に入る前の筆者:生き物に親しんで過ごした「博物誌(Natural History)」的な“生き物勉強”の世界
パート2.「学問の森」の小径に入り込んだ筆者:本格的な生物学(分子発生学・細胞生物学)研究の時代
パート3.「学問の森」の小径で見付けた面白い形のきれいな石たち:筆者にとって特に重要だった「2つのこだわり研究」
パート4.「学問の森」で同時に2つの小径を歩いた筆者:カエルの発生学研究から「柔道整復」の「学の構築」を目指した時代
パート5.「学問の森」を通り貫けた後の筆者:大学や研究所で学んだことを大学の後輩や町の青少年に伝える時代
「学問の森」の小径のおわりに:音楽と生物学
おわりに
[担当からのコメント]
本書は学生向けに書かれた作品ですが、人間の体の仕組みを解き明かすという意味で、どなたにもお楽しみいただける内容になっています。なぜ毎日健康でいられるのか、そんな当たり前のことに対するギモンを解き明かす知的興奮を、どうぞじっくりとお楽しみください。
[著者プロフィール]
塩川 光一郎(しおかわ・こういちろう)
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