北海道の森林鉄道
(著) 松野郷俊弘
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[商品について]
――北海道演習林を設置した現東京大学農学部、戦前の大学名は次のどれでしょうか。
1.旧制大学、2.駅弁大学、3.東京帝国大学
正解は、本書 東京大学北海道演習林の森林鉄道をご覧ください。
原木などの搬出や森林労働者の輸送のために走っていた森林鉄道が姿を消してから時が経つにつれ、森林鉄道の歴史の軌跡を辿ることが次第に困難になりつつあることを実感し、かつて北海道各地の森林開発と林業の発展に貢献した森林鉄道の姿を、関係者の人々の記憶と共にとどめておきたいと願った著者が四十数年の森林鉄道の歴史を写真や地図と共に記録した一冊である。移りゆく時代と共に北海道の広い大地で原木を運ぶために作られた森林鉄道は蒸気機関車から採算性・効率性・機動性を持つトラック輸送に変わるまで、地域全体の発展、人や貨物を輸送する交通機関や輸送機関としてその土地の人々の暮しの支えとなっていた。その当時の情勢により木材の持つ役割、森林鉄道の詳細な情報や表現、森林鉄道の跡地を紹介することでその土地の歴史的情景が思い出され、森林鉄道のありし日の姿と歴史が詰まっている。
[出版社からのコメント]
北海道内で約四十一路線二三〇〇キロメートルに達していた森林鉄道の目的や役割を知ることで、四十数年活躍し、人々の生活に欠かすことのできない交通と物流の手段となり、心強い頼みの綱として寄与してきた森林鉄道に感銘を受けました。書き綴られている森林鉄道の情報、写真や地図と共にその当時のノスタルジックな光景が鮮明に思い浮かびます。本書を通して、多くの方に森林鉄道の歴史を記憶として留め、その当時の人々の想いを馳せていただければ嬉しく思います。
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