北岳:八十歳の単独行
(著) 風間嘉隆
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――フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰は次のどれでしょうか。
1.マッターホルン、2.モンブラン、3.ブライトホルン
正解は、本書 スイスアルプスの旅をご覧ください。
日常の努力を続けながら人生の終章を迎えたいと願い、「何時までも健康で楽しいと思うことを追って行こう」と思いながらあらゆる山と対峙した山行、リーゼンスラローム大会へ挑むスキー、全国大会出場を目標にしたテニス、全国を巡ったオートバイの紀行であり、著者がその時の心境を詩に綴り写真とともに残した美しくもあり逞しくもある10年間の記録である。山によって情景、難易度、感じ方など様々な違いがあり、同じ山でも季節、気象条件、その時の心情、グループ・単独による山行により大きな違いがあると著者は感じている。その一瞬を大切にし、日々に感謝・感動し、出会った人全てに思いを馳せて、思い出を胸に、年齢に関係なく何事も楽しみながら挑戦し続けた著者のアクティブな人生そのものである。
[目次]
第一章 登山とスキー
北岳、八十歳の新雪
キタダケソウに逢いに
後期高齢者の笠ヶ岳
日向山から尾白川
丹沢の半世紀
奥多摩・御前山
スイスアルプスの旅
吾妻山スキー
八方尾根リーゼンスラローム大会
追悼芳野満彦さんとのある日
第二章 オートバイとテニス
ザッツ・ゴールデンタイム
東北・東日本大震災の前と後
北海道アクティブに利尻島まで
九州へ - 全日本ベテランテニス選手権大会
第三章 詩 八十歳の断章―六篇―
一歩一歩の記憶
優先順位
デジタルカメラ
二〇一一年四月のある日
兄弟の歳月
円周の一辺
あとがき――八三歳の独り言
著者略歴
[出版社からのコメント]
何かを始めるのに年齢なんて関係ない・・・様々なことに果敢に挑戦し、経験してきたこと全てに意味があり、見てきたもの全てに心が動かされる、そのような描写にとても共感しました。何か目標があるから頑張れる、目標がないなら先ずは小さい目標を作ればいい、前向きに自分だけの残りの人生を考えさせてくれる一冊だと思います。本書を通して、多くの方に何歳からでも新たなことにチャレンジ出来ると感じていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
風間 嘉隆(かざま・よしたか)
1933年生まれ。 東京小石川(現文京区)にて育つ。
小学校五年生のとき、東京に父を残して母の郷里茨城県絹川村(現結城市)に疎開する。 東京の家は空襲にて消失。中学一年生のとき終戦。1951年、茨城県立下館第一高等学校を卒業、三井銀行(当時帝国銀行)に入行。 厚生課長、つきみ野支店長、本店業務推進役を経て、三井銀総合研究所、さくら総合研究所取締役を歴任、1998年退職。 横浜市青葉区に在住。
著書
2005年『オートバイと山と-利尻島から屋久島まで』文芸社
2006年『南アルプスの歳月』白山書房 2007年『詩集山から帰る日』白山書房
2019年『南アルプス幾星霜』(電子書籍)22世紀アート
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