円通毉療の神髄、その理解と実践:宗教と医学の架け橋となる毉療の臨床録

(著) 田中実

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[商品について]
―「円通」の理念を実践する―
現在の医療問題の根底には医療哲学の不在があり、医療哲学の確立こそがさまざまな医療問題解決の鍵である――。
そうした問題意識のもとに、既成概念にとらわれず独自に医療哲学を一元的・統一的に研究し、円通毉療という形に昇華させてきたた著者が、その具体的な実践として、実際の症例に基づく診療録や満足療法、融通念呪を含む呪文療法など、臨床に役立つ療法を解説する。

[目次]
まえがき
序章 円通毉療とは
1 医療哲学とは何か
2 医療哲学の研究
3 医療哲学未確立の理由その一
4 医療哲学未確立の理由その二
5 医療哲学確立の必要性と兆し
6 医療哲学確立のポイント
7 医療哲学確立の試みとその実際
8 医療哲学確立の意義
9 円通毉療の提示
10 円通毉療の実践
第一章 診療録編
1 五十肩症状
2 ヘバーデン結節の治療
3 誰が導くのか ─あるガン患者さんの経過より─
4 書痙の治療
5 徐脈頻脈症候群
6 バセドー病
7 大腸癌術後リンパ節転移
8 真性多血症
9 おかき&お餅病
10 慢性怒り症候群・激辛&お餅バージョン
11 潤して火を降ろすだけ ─慢性の咳の治療─
12 足の裏の水疱を伴う湿疹
13 慢性関節リューマチ
14 飲食の良し悪しは状況による
15 非結核性抗酸菌症
16 経絡(けいらく)の異常(1)
17 経絡の異常(2)
18 不安をどう克服するか
19 アトピー性皮膚炎
20 潰瘍性大腸炎
21 大切なのは薬よりも生活習慣
第二章 随想録編
1 ユーミンと理趣経(りしゆきよう)
2 神について(1)
3 神について(2)
4 梅原猛先生の生まれ変わりのお話(1)
5 梅原猛先生の生まれ変わりのお話(2)
6 村田昌謙先生(1)
7 村田昌謙先生(2)
8 比叡山延暦寺(1) 霊(たましひ)の故郷
9 比叡山延暦寺(2) 朝の勤行
10 比叡山延暦寺(3) 法然さんの御詠歌
11 比叡山延暦寺(4) 法然上人の「一枚起請文(いちまいきしょうもん)」
12 比叡山延暦寺(5) なぜ念仏は人を救うのか
13 アントニオ猪木さんと天野篤先生
14 レット・イット・ビーとケセラセラと天才バカボンの歌
15 春Spring↑と秋Fall↓
16 煩悩の医学的解説
17 遠近観(マクロとミクロ)
18 苑 彰恵先生の風水講座
19 光と影
20 「良薬は口に苦し」の二つの意味(1)
21 「良薬は口に苦し」の二つの意味(2)
22 仙厓和尚の○△□図絵
23 縁起と正念
24 「今、いのちがあなたを生きている」、東本願寺の灯籠と念仏
25 「今、いのちがあなたを生きている」に関連して
26 「今、いのちがあなたを生きている」 その医学的根拠等々
27 日本伝統文化療法 ─能楽編─
28 字源・語源の面白さ(1)
29 字源・語源の面白さ(2)
30 字源・語源の面白さ(3)
31 「太初(はじめ)に言(ことば)あり」と「念ずれば花開く」
32 『球の心』『多津白年追悼画文集』と事上磨練
33 「不思議な人生」と健康
34 念と念呪と正念工夫相続
35 粒子であり波動でもある念や氣の相互作用とWHOの「健康の定義」
36 「トクホン」と毉聖(いせい)「徳本」
37 日本人はなぜ茶を飲むのか?
38 ジョコビッチとAK(O-リングテスト類似テスト)
39 天と地につながる人
第三章 満足療法
1 総論(1) なぜ満足療法なのか
2 総論(2) 万病相火(しようか)一元論と頭寒足熱
3 各論(1) 天台小止観と白隠内観法
4 各論(2) 肛門健康法
5 各論(3) その他の満足療法
第四章 呪文療法
1 呪文療法
2 呪文療法の効果
3 呪文療法 融通念仏から融通念呪 融通念呪は時空を超えて融通し合う
4 呪文療法補遺1 正念工夫相続
5 呪文療法補遺2 懺悔文・六根清浄偈
6 呪文療法補遺3 「いろは歌」ほか
7 呪文療法補遺4 法華三部経より
8 呪文療法補遺5 坐禪和讃(白隠)
9 呪文&合掌併用療法
第五章 健康言霊補遺
1 慈聲 (文法的内容的に不明な部分もありますが、敢えて原文のまま)
2 仏様の言葉
3 主に任せよ 讃美歌291
4 ボケたらあかん 長生きしなはれ
5 つもりちがい十か条
6 ぼけない五か条
あとがき
参考・引用文献
著者略歴

[出版社からのコメント]
高度に細分化される中で進歩してきた現在の西洋医学は、「生命」や「人の心」といった問題に対して限界があるのではないかということを、多くの人が気づき始めているように思います。全人体な医療ということが言われながらも基盤となる哲学を見つけることができない中で、本書をはじめとする「円通毉療」の知見が多くの方の光明となることを願います。

[著者略歴]
田中 実 (たなか・みのる)
1950年、京都市生まれ。1998年、六角田中医院開業。

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