共に遊べる球技を創る : 福祉レクリエーション財を工夫する【電子書籍版】
(著) 竹内啓也
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[商品について]
―楽しんで、支え合って生きるために―
スポーツは、年齢や性別を超えて一体感や相互理解を深めることができる魅力を持っています。しかしスポーツの「競い合う」面のみが強調される現代のスポーツでは、本来の「参加して共に楽しむ」側面が薄れてきており、特に高齢の方や障害を持つ方が参加して楽しめる競技は、残念ながら多くはありません。
本書は、長年福祉の分野に携わってきた著者が、年齢や障害にかかわりなく「共に楽しむ」ことができる様々なゲームを、ルールやゲームの進め方から注意点まで、すぐにでも始められるように詳細に解説した作品です。
福祉の現場だけでなく、私たちが相互に理解し、すべての人が楽しく生きることができる社会を考える上で、本書は示唆に富む内容となっています。
「目次]
まえがき
第1章 高齢者、障害者福祉とレクリエーション・スポーツ
はじめに
1 レクリエーション・プログラムの提供活動とQOL
2 共遊球技、なぜ球(ボール)なのか ―そして、棒、柱、壁の役割を考える―
第2章 共遊球技の実例
◎大きなボールを使う種目
◎大きなボールを使う種目
◎大きなボールを使う種目
◎小さなボールを使う種目
◎小さなボールを使う種目
◎ボール以外のものを使う種目
第3章 新しい球技を創るために
1 福祉レクリエーションとして成立するための構成要素 ―ハート―
2 用具の考案、作成について ―ハード―
3 ゲームを作り上げるための工夫 ―ソフト―
第4章 新しいスポーツ、ゲームの理念の提唱
1 障害をハンディにしないレクリエーション財を考案する
2 ふれあいと交流の統合スポーツ
3 対等に競って楽しむ ―フェアプレー精神を生み出す―
あとがき
●参考文献●
著者略歴
[出版社からのコメント]
「楽しむ」ということは、人の心を豊かにします。遥か昔から、私たちは様々な楽しみを作り出してきましたが、現代の様な長寿社会では、今までとは異なる新しい楽しみ方が必要になっていると思います。本書は福祉の現場で大いに活用できる内容となっていますが、一般の方でも、ご家庭で家族が三世代、四世代で楽しむ方法として、世代を超えた地域交流の方法として、参考にしていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
竹内 啓也(たけうち けいや)
1941年 愛知県知多市生まれ
1965年 日本福祉大学社会福祉学部卒業後、福井県社会福祉協議会に就職
1968年 神奈川県社会福祉事業団に転職
以来、隣保館横浜愛泉ホーム、同川崎愛泉ホーム、横須賀第一第二老人ホーム(養護(盲)老人ホーム、特別養護老人ホーム、特別養護(重度痴呆)老人ホームの三施設)、再び川崎愛泉ホームを経て箱根老人ホームケアセンター勤務
2000年3月31日 神奈川県社会福祉事業団 退職
自宅を「統合スポーツ共遊球技研究所」とし、主唱・研究・開発・普及のボランティア活動をし、現在に至る。
開発した高齢者生活援助プログラム
痴呆性高齢者と回想 「お話し教室」
視覚障害高齢者と情報 「教養クラブ」
以上の実践は「生涯学習時代の社会教育をつくる」(国土社)に執筆
その他、執筆
・「福祉研究」(日本福祉大学社会福祉学会)に地域福祉、家庭福祉、施設福祉等の論文を発表(10編)
新刊情報