倭国・日本 古代史入門:邪馬台国・卑弥呼から大和朝廷・天武天皇まで
(著) 亀山忠夫
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―新説で古代日本を遠望する―
「邪馬台国を始めとする倭人の王朝は近畿大和ではなく北部九州に先住した」と考える九州王朝説は、『隋書』『旧唐書』などの文献をみる限り認めざるを得ない。近年の歴史学でも磐井の乱を畿内王権と自立的な北部九州勢力との覇権をめぐる対立とする見方が強まっており、九州王朝説は日本の古代史を塗り替える可能性を秘めている。本書は、隠蔽改竄された記紀を新たな視点で探究してきた著者が、九州王朝が年号を使っていたという兼川説と万葉史観を研究した渡辺説を採りあげながら、邪馬台国、倭の五王、磐井の乱、白村江の戦い、壬申の乱などの事象を年表として時系列的に繋げ紀元前から近畿大和王権成立までの日本の歴史を再構築する。
[目次]
前書き
序 章
I 紀元前より邪馬台国までの倭国
Ⅱ 邪馬台国の時代
Ⅲ イリヒコ倭王、倭の五王の時代
Ⅳ 磐井の乱と辛亥の変
Ⅴ 倭国九州王朝
Ⅵ 百済滅亡・白村江敗戦
Ⅶ 称制天智期 壬申の乱
Ⅷ 日本国 大和王朝
Ⅸ 万葉史観
Ⅹ 倭国近隣の王国
Ⅺ 語句解説
後書き
著者略歴
[担当からのコメント]
古代史は在野の研究家が今も活躍できる数少ない学問分野であると同時に、日本のルーツを探る壮大な思索の旅でもあります。そんな古代史の魅力を存分に味わえる本書と共に、新たな視点から日本という国のなりたちを楽しんでいただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
亀山忠夫(かめやま・ただお)
1937年 大阪市に生まれる
1953年 三菱重工業(株) 神戸造船所入社
1962年 高砂製作所設立と共に転勤。原動機製缶工場技術係
1965年 同所、同課生産技術担当。
1978年 同所、小集団事務局専任。産能大、日本能率協会、生産性本部等の研修を受講。管理監督者研修講師。
1984年 同所工作部熱交換器係長。
1986年 同所工作部品質管理主任。東南アジア、豪州現地調達及び現地企業技術供与及び技術指導に従事。
1991年 同所工作部、Cost Center Group主務。海外合弁会社設立に従事。
1994年 同所営業部企画担当主務。東南アジア現地企業技術指導に従事。インドネシア駐在。
1995年 三菱重工業定年退職。関連企業 NUSEC(株)に移籍。輸出営業業務に従事。
1999年 三菱重工(株)関連企業NUSEC(株)嘱託満了退社。
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