仏教こそ人の生きる道──仏の教えから憲法九条と平和を考える

(著) 山崎龍明

Amazon

作品詳細

[商品について]
―いまこそ、戦争への道を閉ざす時―
戦争の放棄と戦力の不保持を規定する憲法九条。しかし近年では、この憲法の改正をめぐる議論を中心に、日本が「戦争のできる国」へと向かいつつあることを認めざるを得ない状況が続いている。だが果たして、本当にそれでいいのだろうか。ーー本書は、ひとりの仏教者として長年仏教を学び、また憲法九条を大切にする「念仏者九条の会」にも携わる著者が、真の「平和」について考え、発信した文章をまとめた一書である。「強い」ことは本当にいいことなのか。国民の幸せとは、戦争による利益で豊かになることなのか。人類を戦争の危機から救う道はどこにあるのか…。憲法九条について、平和について、そして生きるということについて。いま、仏教者の口から語られる。

[目次]
まえがき
第一章 平和への道 ――戦争・差別・貧困のない世こそ――
第二章 光顔巍巍(Ⅰ)――現実こそ仏道を学ぶ場――
第三章 光顔巍巍(Ⅱ)――妄語がこの国を滅す――
第四章 邂逅 ――よき師、よき人に導かれて――
〈著者略歴〉

[担当からのコメント]
世界的に激しい競争化が進む中で、私たちはいつの間にか命の重みや平和の尊さを見失いつつあるのかもしれません。そんな今だからこそ、改めて仏教の教えから多くを学ぶ必要があるのだと思います。平和で幸せな未来を築くための一歩を、本書とともに歩んでいただければ幸いです。

[著者略歴]
山崎 龍明(やまざき りゅうみょう)
1943年、東京都に生まれる。龍谷大学仏教学科卒業。同大学院(修士)修了。真宗学専攻。龍谷大学、駒沢大学講師、武蔵野大学教授、武蔵野大学仏教文化研究所所長。現在、武蔵野大学名誉教授、WCRP平和研究所所長、仏教タイムス社社長、浄土真宗本願寺派法善寺前住職(毎月2回親鸞法話会主宰)、戦争法案に反対する宗教者の会代表。
主な著書:『濁世を親鸞と生きる』、『今を確かに生きるために』(樹心社)、『親鸞論攷』(永田文昌堂)、『仏教の再生』(毎日新聞社)、『真宗と社会』(大蔵出版)、『仏教へのいざない』(方丈堂出版)、『歎異抄を生きる』(大法輪閣)、『初めての歎異抄』(NHK出版)、このほか真宗学関係研究論文多数。

新刊情報