人類の明るい未来をつくる処方箋:グローバルな視点と協力により平和な国際社会を築くための組織づくりを目標に
(著) 榎本昭
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―真に価値あるものを求め、広い視野で未来を見るために―
相つぐ災害、経済の低迷、そして新型コロナウイルス感染症と、21世紀の日本にはあまり明るい話題がない。世界に目を向けても、自国の利益ばかり考える国ばかりが目立つ。この憂慮すべき状況で私たちができること、それは広い視野に立って人類社会の未来を考えながら持続可能な環境を築き、バランスの取れた協調社会を作り出すことである――。医師としてこれまで歩んできた道のりの中で考えてきたこと、感じたこと、学んだことを未来への思いと共に綴った回顧録。
[目次]
はじめに
第一部 私の足跡
母とミシン
戦争と引っ越し
一年遅れの中学生
終戦と食糧難
村上先生の教え
都立大から医科歯科大へ
神経内科への道を志す
沖中先生の教え
英国留学
開業にあたって
第二部 ヨーロッパ旅行で体得したもの
四回のヨーロッパ旅行
理想的な国家・スウェーデン
共産主義の実態を知ったソ連旅行
東欧諸国で感じたこと
独裁政治のもたらすもの
議論をすることの大切さ
今こそ語学教育が必要
第三部 人類の未来に向けて
グローバルかローカルか
国家と国民のどちらが大事か
日本の廃藩置県に学ぶ
行きがかりと面子
人類の未来と宗教の関係
「本末転倒」をどう修正するか
正しさと多様性の関係
人類の生み出すプラスとマイナス
おわりに
著者略歴
[出版社からのコメント]
家族であれ、他人であれ、ひとつ屋根の下で暮らしていれば、互いに協調して暮らしていかなければいけないことは誰でも分かります。ところが同じ地球の中でとなると、中々そう上手くは行きません。この広い地球をひとつの小さな家と同じように考えるためには、もっと広い視野で日々の生活を生きていく必要があるのでしょう。多くの方にとって、本書がそうした視野を持つためのヒントとなれば嬉しく思います。
[著者略歴]
榎本 昭(えのもと・あきら)
一九三一年一月二日生まれ
一九五六年 東京医科歯科大学医学部卒業。同年東大病院インターン研修
一九五七年 東京医科歯科大学病院第一内科勤務
一九六〇年 国立国際医療センター内科勤務
一九六一年 東大病院第三内科勤務
一九七四年 英国ニューカッスル大学留学、勤務
一九七七年 東大病院第三内科勤務
一九七八年 榎本医院開業、現在に至る
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