世界遺産を訪ね歩く:沖縄編──戦争の傷跡を見つめて

(著) 中津攸子

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作品詳細

[商品について]
―沖縄の空は青く輝き、さわやかな風が吹く。―
作家・中津攸子が国内外の世界遺産を訪ね歩く紀行シリーズ。本作では、美しい自然と独自の歴史を誇る沖縄の地を巡ります。東シナ海に臨む高さ百メートルの台地に建てられている今帰仁城、室町時代の日本建築と中国の建築様式を併せ持ち、重要文化財にも指定されている中村家住宅、そして著者の中に眠る戦争の記憶を呼び覚ます史跡の数々。ーーお城を意味する「グスク」をはじめ、沖縄の歴史が宿る各地を訪ねることで、人間や世界の本質を見つめ直す渾身の紀行文。

[目次]
沖縄の世界遺産
【沖縄略史】
沖縄略史・年表
沖縄の城
三山の領域図
三山分立時代の王統略系図
琉球王統略系図
薩摩軍の琉球侵攻図
アメリカ軍の上陸と進攻
沖縄戦のあらまし
沖縄の戦闘経緯
出発
那覇空港
豊見(とみ)グスク
照屋グスク
南山グスク
喜屋武(きやん)岬
具志川城
波上宮(なみのうえぐう)と護国寺
名護(なん)グスク
座喜味グスク
辺戸岬
義本王(ぎもとおう)の墓
今帰仁(なきじん)城
中城(グスク)城
中村家
勝連(かつれん)城
斉場御嶽(せいふあーうたき)
識名園
園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)石門
首里城
玉陵(たまおどん)(霊御殿(たまおどん))
崇元寺跡
円覚寺跡
弁財天
著者略歴

[担当からのコメント]
沖縄といえば、国内でも特に旅行先としての人気が高い県ですが、その一方で、太平洋戦争における戦禍が色濃く残る地域でもあります。自身も東京での戦争の記憶を持つ著者とともに、そんな沖縄の各地を訪ね歩いているかのような感覚に浸る本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
中津攸子(なかつゆうこ)

受賞
第1回市川市民文化賞奨励賞
第12回中村星湖文学賞
北上市文化振興感謝状
市川市文化市政協力感謝状

著書
「万葉の悲歌」「かぐや姫と古代史の謎」「万葉集で読む古代争乱」「小説松尾芭蕉」「天平の望郷歌」「真間の手児奈」「みちのく爛々」(以上新人物往来社)「市川の歴史」(市川よみうり新聞社)「こんにちは中国」「下総歴史人物伝」(以上崙書房)「葛飾を歩く」(NTT出版)「インドネシア旅行記」(市川市メダン市姉妹都市協会)「翔天の詩」「君が代百年」(以上真美社)「風の道」「風わたる」(以上角川書店)「和泉式部秘話」(講談社出版サービスセンター)「戦国武田の女たち」(山梨ふるさと文庫)「武田氏の祖は高麗王か」(山日出版)「いろは歌」「たったひとつの真実」「観音のあるまち行徳・浦安」(以上中山書房)「怨霊忠臣蔵」「怨霊蒙古襲来」(以上彩図社)「吉良上野介の覚悟」(文芸社)「消されていた東北の歴史」「蒙古襲来と東北」「風の丘」「二十一世紀の女性の生き方」「伝えたい家族のきずな」「宮本武蔵の覚悟」「幸せに生きる」「東北の輝き」「源義経の覚悟」(龍書房)「万葉集の中の市川」(珠玉社)「市川歴史さんぽ・人物編」(エピック社)「ロシア世界遺産紀行」(千葉出版)「流れ星・吉良義周の生涯」(龍書房)他多数

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