ピカイチ・心のきれいな男 ドンキ・ホーテ2世
(著) 田邉一廣
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[商品について]
―いまこの国にはドン・キホーテが必要だ―
「あんたが世の中でいちばん心のきれいなドン・キホーテのようになってくれるなら、わたしは従者のサンチョパンサになったつもりでお仕えしますよ」
共同経営者であった父の息子である若旦那と、その父を長年支え続けた爺やは、「世の中のためになる」ことをするためにドン・キホーテとサンチョパンサのように遍歴の旅に出た。原子力発電所、少子化、パワハラ、苦しみの中にある人たちの声を聞き、世の中の実態を見つめ、この国が陥っている深刻な危機を肌で感じた二人は、苦悩に直面している人たちを助ける『デクノボーの会』を結成する──純粋な心を持った青年の曇りなき眼を通じて日本の社会の行く末を問いかける、渾身の長編社会派小説。
[担当からのコメント]
日々の生活の中で多くの人は理想と現実は違うと思いながら生きていますが、そこにはどこか言い訳めいた思いがあることにこの物語は気づかせてくれます。日常に自分を見つめる時間と勇気を与えてくれる本書、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
田邉一廣(たなべ かずひろ)
創作を志してから三十年ほどになります。この五、六年は戯作三昧の日々を送っております。
創作には汲みつくせぬ魅力があります。
著書
『鎮魂の海』(2015 龍書房)
『カチューシャの哀しみ』(2017 龍書房)
『アンナ・カレーニナの愛を超えて』(2018 文芸社)
『幸福の絆』(2020 文芸社)
『ゴッホとゴーギャンに魅せられて』(2020 22世紀アート)
『小説 コロナ』(2020 22世紀アート)
『わたしのデカメロン:バラエティーに富んだ十日物語』(2021 22世紀アート)
『愛こそ命:トルストイの歩んだ生涯』(2021 22世紀アート)
『プーチンへの答え:戦争から平和への道へ』(2022 22世紀アート)
『我々は何者か どこから来て、どこへ行くのか』(2023 22世紀アート)
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