ビジネスマン忍法帖 - 会社員という名のシブとく強かな「忍び」たち
(著) 山田義範
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[商品について]
―現代に忍法使い、それがビジネスマンだ―
満員電車にもまれ長時間勤務に耐え、日本全国を飛び回って諜報活動に明け暮れる現代の忍者は、自らをビジネスマンと呼ぶ仕事師たちである。そんな忍者のひとり伊賀忍武は、部長になりそこねた四十八歳の営業部長代理として、今日もメシを食い居眠りをし、忍の中にも正義感をたぎらせ、ときに影武者と共にしたたかに、そしてしぶとくビジネスという戦場を駆け抜ける――現代を生き抜く忍者たちの生き様をユーモアたっぷりに描いたビジネスマン生態記。
[目次]
まえがき
一、忍者の立ち寄る茶屋
二、忍者のまどろむ椅子
三、忍者の変装
四、忍者のお節介
五、忍者の正義
六、忍者の無念
七、忍者の悟り
あとがき
[担当からのコメント]
目まぐるしく移り変わる現代のビジネス事情は、まさに戦国時代というに相応しい様相を呈していますが、本書はそんな気の抜けない戦場で己を殺し成果を求めて奮闘する全ての忍者たちにお届けしたい作品になっています。伊賀忍武の姿にときに笑い、ときにしみじみと共感する、そんな時間をどうぞお楽しみください。
[著者プロフィール]
山田 義範(やまだ・よしのり)
1935年東京都生まれ杉並区在住銀行員を経て
1990年(社)日本随筆家協会(現在解散)会員
1995年(有)高遠書房設立に参画し季刊誌「文章歩道」に執筆(筆名矢又由典)傍ら同誌の編集業務に携わり現在に至る
2010年季刊誌「ぺんぷらざ」同人
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