バディアを知っていますか?:異国の地・シリアで見たもの、感じたこと

(著) 高畑滋

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作品詳細

[商品について]
―彼らはその広大な砂漠で、何を思うのか―
一般的に砂や岩だけの砂漠を言う「サハラ」に対し、草や木が生えていて、羊やラクダの牧畜民が生活している沙漠を差す「バディア」。そのバディアを研究するためシリアに派遣された著者は、現地での生活を報告すべく、日本の同僚・友人達に向けて「沙漠の新聞」を発行したのだった。ーーきっと何万年ものあいだ変わらず、羊とともに厳しい環境を生き抜くバディアに住む人々。世界最大の中世の城で、まるで雲の上にいるような感じを与えるホッスン城ことクラック・デ・シュバリエ。羊の肉料理をはじめ、ヨーロッパ料理のルーツとも言えるバラエティ豊かな数々のアラブ料理…。1990年前後のシリアで見たもの、出会った人、感じたこと。現地でしか知り得ない、当時のリアルな情報を伝えるシリア見聞録。
※本書は2023年3月に刊行された電子書籍『砂嵐に耐えて:「沙漠の新聞」からシリアの自然と歴史【電子書籍版】』のPOD版です。

[目次]
はじめに
砂漠で羊を飼う
アレッポにて
遺跡を歩く
出会い・できごと・ところ・人々
アラブの食べ物
花だより
あとがき
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
現地での生活の様子を日本に届けるため、著者がシリアで見聞きしたもの、またその歴史や文化を綴った記事をまとめた本書。シリアのことがリアルに感じられるとともに、海外で働くことの意義や心得を知ることもできます。シリアに興味のある方はもちろん、海外で働くということに関心のある方にもおすすめしたい1冊です。

[著者略歴]
高畑 滋(たかはた しげる)
1935年生まれ 東京都出身
東京農工大学農学部卒業
農林省関東東山農業試験場、北海道農業試験場、林業試験場、草地試験場、熱帯農業研究センター、東北農業試験場などに勤務 一貫して牧野の施業計画の研究をおこなう
この間、熱帯降雨林研究センター(インドネシア)及び 国際乾燥地農業研究センター(シリア)でリモートセンシングによる土地利用研究をおこなう
主要共著書
「飼料作物・草地ハンドブック」養賢堂(1964)
「リモートセンシング」キャノン(1974)
「環境アセスメントの手法と実例資料集」フジテクノシステム(1975)
「北海道山菜誌」北海道大学図書刊行会(1980)
「砂漠緑化の最前線」新日本出版社(1993)

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