ドイツの街で
(著) 田島壯幸
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―経営学者の目からみた「ドイツ」という国の生活―
ドイツの人々の「普通の」日常の営みはどんな感じなのか、それを支えあるいは規制している社会や国の仕組みはどうなっているのだろうか。そんな興味を持ちながら在外研究の機会を与えられた著者は、ドイツのアウグスブルク市に滞在した1年余りの時間を、研究者として或いはドイツで暮らすひとりの市井人として見聞し、体験し、考察していくーー日本語には相当する言葉がない気象「アイスレーゲン」、商店の営業時間と法律の話、「オステルン」や「フォルクスフェスト」といった季節の行事など、ドイツの生活文化や社会について『税経通信』に掲載した文章をまとめた日独比較論的ドイツ滞在記。
[目次]
プロローグ マンハイムとアウグスブルク
Ⅰ 季節の移り変わりとともに その1
Ⅱ 閉店時間法(Ladenschlußgesetz)の変遷
Ⅲ ドイツ語正書法の改革
Ⅳ アウトバーンの有料化をめぐって
Ⅴ マンハイムの劇場と音楽会
Ⅵ 季節の移り変わりとともに その2
Ⅶ パンをめぐって
Ⅷ フォルクスホッホシューレ(Volkshochschule=市民大学)
Ⅸ 路面電車と地域公共交通機関
Ⅹ ウアラウプ(Urlaub=有給休暇)
Ⅺ 季節の移り変わりとともに その3
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
その国民性やビールやソーセージを始めとする食文化など、私たちにとってドイツは比較的馴染みのある国と思えますが、実際に暮らしてみると生活に根ざした文化はその国に行って初めて味わえるのだと本書を読んでつくづく思います。似ていると言われることもあるドイツと日本、ぜひ本書を通じてその違いを楽しんでいただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
田島壯幸
1933年8月群馬県佐波郡境町(現伊勢崎市境)に生まれる。
1974年商学博士(一橋大学)。
1989年9月より2期6年、日本経営学会理事長。
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