タービンの足音 : 47年の回想
(著) 久保田富也
Amazon作品詳細
[商品について]
―タービンの火を燃やし続ける。それが技術者の誇り―
桜田事件に5.15事件と不穏な空気に世情が騒がしかった時代に、日立はドイツAEG社と技術提携をしてタービン製造への道を歩み出した。日中戦争の始まりと共にタービンの世界に飛び込んだ著者は、陸上タービンから船舶用タービンへと躍進していく現場の中で、設計技師として腕を磨き続けてきた。本書は、そんな日本のタービン産業の黎明期からの歴史を、自身の歩んだ道のりと併せ綴った日本タービン技術史ともいえる作品である。
[目次]
まえがき
1. タービン創製期の頃
2. 私の入社した頃
3. 舶用タービンへ進出した頃
4. 終戦とその後
5. 産業用タービン移管
6. タービンと共に この人
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
タービンといっても日常生活の中で目にすることは中々ありませんが、発電所でも使用されているタービンは戦後日本の復興と発展の礎となり、現在の私たちの生活を支える重要な技術であるといえます。そんなタービンへの技術者たちの思いが詰まった本書、技術史書としても自伝としてもお楽しみいただける内容になっています。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
久保田 富也(くぼた とみなり)
新刊情報