ストレス社会の幸福論:新しい自己発見ー納得して生きるために
(著) 渡辺久雄
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[商品について]
―ストレス社会の中で納得して生きていくために必要な本―
本書は、精神科医として57年以上にわたりストレス社会の中で悩み苦しむ人たちの援助、治療をおこなってきた著者が、現代社会が持つストレス社会の側面を概観し、その中にいかに生きるかについて、仮説概念ではなく、人々の生き方を基にした実体概念として、良く生きる、より良く生きるとは何かを明示し、それぞれに必要なキーワードを提示した作品である。メンタルヘルスの基礎知識から社会や家庭、学校、職場での問題まで、一度しかない人生を納得して良く生きたい、より良く生きたいと願う全ての人にお役立ていただける内容となっている。
[目次]
はじめに
1 ストレス社会で生きている人々
2 なぜストレス社会か
3 ストレス社会の諸相
国民共有の基本的倫理規範がない社会
利己主義社会
競争主義社会
拝金主義社会
情報社会
親切そうで不親切な社会
4 知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識
メンタルヘルスの対象はすべての人々
誰でも精神障害になりうる
誰にも弱さ、愚かさはある
精神障害は不治ではない
悩みはよく生きたい証
挫折の意義
挫折後に精神健康は良くなりうる
自己理解の重要性
他者を無視しない
相談の重要性
外界との関係認識
5 社会での課題
新しい基本的倫理規範
人命ファースト
6 家庭での課題
子育て
夫婦仲
7 学校での課題
教員の自己理解
体教
8 職場での課題
セルフケア
触れ合い
9 精神健康と精神不健康のレベル
10 良く生きるためのキーワード
心身の問題点の認識
悩み苦しみの本体の認識
共感能力
心理的距離
ストレス対処法
人生観
11 より良く生きるためのキーワード
自己錬磨
他者考慮
意欲の発動
対処能力
感謝
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
幸せに生きていきたいという願いは誰しも抱くものですが、具体的にどうすればよいのかは分からないという方も多いのではないでしょうか。本書は、ストレス社会の中で良く生きる、より良く生きる、という視点からその問いに迫ろうとした作品です。年齢・性別を問わず無関心ではいられないストレスの問題について、多くの方が本書を通じて理解を深め、良く生きる、より良く生きる一助としていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
渡辺久雄(わたなべ ひさお)
昭和12年(1937)生まれ。名古屋市出身
名古屋大学医学部卒業。名古屋大学大学院修了
医学博士(精神医学)
愛知教育大学名誉教授。東海学園大学名誉教授
日本実存療法学会顧問
元ニューヨーク・サイエンス・アカデミー会員
元全国大学メンタルヘルス研究会代表
趣味 野球実践、古美術観賞
著書 『大学生のためのメンタルヘルスⅠ』『大学生のためのメンタルヘルスⅡ』(編著、医歯薬出版)、『よく生きるヒント45ケースから学ぶ』(著書、朱鳥社)、『精神療法の探究』(共編著、金剛出版)、『学生と健康』(共編著、南江堂)、『心身症とその病像』(共編著、医歯薬出版)、『心身医学用語事典』(共著、医学書院)、『今日の精神科治療指針』(共著、星和書店)、『小児精神科治療ハンドブック』(共著、南山堂)など
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