コメの王様 中山間地米 〜加賀藩献上田に学ぶうまいコメ〜

(著) 坂下富

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作品詳細

[商品について]
―自分の分で終わらず、人さまの分も働くという志の結晶―
「中山間地米」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
棚田に代表される山の麓や傾斜地にある「中山間地」の田んぼは、環境の悪影響を受けにくい上に、粘土質で昼夜の温度差が大きいため、おいしい米を作ることができる。
しかし、生産量が少ない上に独自の販売ルートを持たないために、これまであまり知られてこなかった。
本書は、氷見の中山間地で長年米を生産してきた著者が、中山間地の農業や米の検査、流通、美味しいお米の炊き方、保存方法など、生産者ならではの視点で、米にまつわる知恵や雑感を綴った作品である。
毎日の食卓に並ぶ米について、より知識を深め、日本の農業のあり方について考える上で、格好の一書となっている。

「目次]
ほんものの農民の知恵
オラ思うがやけど 百姓は何でコメ作るがか
オラ思うがやけど 〝葬式ご飯〟はうまい!
オラ思うがやけど うまいコメのうまい炊き方
オラ思うがやけど ばあちゃんの知恵
オラ思うがやけど 農協は百姓のもの?
オラ思うがやけど コメは商品か
オラ思うがやけど 氷見(ひみ)の百姓は死んでしまう
オラ思うがやけど 氷見は魚もコメも日本一!?
オラ思うがやけど 〝雪国のコメ〟はうまい!?
オラ思うがやけど 太ったコメはうまくない
オラ思うがやけど コシは神様、王様です
オラ思うがやけど オラは百姓の常識やぶり?
オラ思うがやけど 田んぼがオラの教室
オラ思うがやけど コメ自由化は時代の流れ
オラ思うがやけど 〝コメ文化〟が滅びる前に
編著者略歴

[出版社からのコメント]
「自給自足」という言葉が口にされる機会も多くなっていますが、有史以来、国の根幹をなしてきた農業について考えるとき、今の私たちに必要となるのは、良いものを選ぶ目を持ち、日本の農業生産を支え育てるという意識なのではないかと思います。
本書を通じて多くの方が「お米を見る目」を養い、消費者という立場で日本の農業の発展を支える一助としていただければ嬉しく思います。

[編著者プロフィール]
坂下 富(さかした・みつる)
昭和18年10月 富山県氷見郡速川村(原・氷見市)日詰に商家の長男に生まれ、佐原裕とは隣家同士。
同41年 富山大学教育学部卒。富山国際大学付属高校教諭。新聞部顧問として全国高等学校新聞専門部創設を主導し、同専門部事務局長を務める。
現在は坂下酒店代表や佐原などおむすび会の米の通信販売の窓口を担当。
地域の活性化にも取り組んでいる。

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