わが歩記 : 旅空の見聞録
(著) 松下照明
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[商品について]
―歩くことでしか分からない世界がある―
私たちが子供のころから行っている「歩く」という行為。
それは単なる移動手段でもなければ、手軽にできる簡易な運動でもなく、もっと奥が深いものです。歩くことによって足腰が強くなり、体全体の血流がよくなり、脳にも良い影響を与えることは、多くの方がご存じだろうと思いますが、これによって五感が生き生きと働く感覚は、歩き続けている人でなければ分からないものです。
本書は、そうした感覚がより強くなる「旅」の場を通じて、土地の歴史や風土、文化を「感じた」ままに記録した「旅ある記」です。
健康のために歩くだけではなく、この世に生を受けた喜びを感じる旅を、ぜひお楽しみください。
[目次]
はじめに
第1章 弘前紀行
■わが日わが夢
■ね ぷ た
■お 山
コラム① 弘前の町
第2章 「千曲川のスケッチ」を歩く
■小諸の町
■千曲川に沿って
コラム② 旅の途中
第3章 「伊豆の踊り子」の旅をたどる
修善寺から湯ヶ島へ
湯本館
湯ヶ島から天城峠へ
天城トンネル
湯ヶ野へ
ほか
コラム③ 今の天城街道
第4章 鎌倉を歩く
■山ノ内の寺々
■扇ガ谷から雪ノ下を歩く
■鎌倉の道
■海に沿って
コラム④ 世界遺産
第5章 バッハの街を訪ねる
■生い立ちと修業の街
■若き日のバッハの街
■晩年のバッハの街
コラム⑤ ドイツ人の誇り
第6章 昔の日記を読む そのⅠ 「初めての尾瀬」
七月二十七日(日)晴
七月二十九日(火)晴
コラム⑥ 日記を読んで
第7章 昔の日記を読む そのⅡ 「初めての谷川岳」
二十八年七月五日 曇後晴
コラム⑦ 日記を読んで
第8章 会社勤めのころの残照を求めて
桐生残照
世田谷残照
付 世田谷のボロ市
八王子残照
丸ビル残照
コラム⑧ 昔の話
第9章 足尾紀行
初めての足尾
二度目の足尾
三度目の足尾
付 其の壱 足尾の人々
付 其の弐 渡良瀬遊水地
コラム⑨ 足尾紀行
第10章 XC始末記
XC事始め
初めてのXC
赤城山
県内のXC事情
光徳牧場
ほか
コラム⑩ その後のスポーツ
おわりに
著者略歴
[出版社からのコメント]
昔の人は、単なる移動だけでなく、見聞を広めるためにも旅をしました。多くの場合は徒歩であり、歩きながら出会った人、風景、体験した出来事を自らの血肉として、その後の仕事や人生に活かしていきました。その意味で、本書は現代の見聞録といえます。
インターネット全盛の時代、居ながらにして見聞を広められるというのは、真実の半面でしかありません。歩くことで初めて感じられるもの、その大切さを本書を通じて感じていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
松下 照明(まつした・てるあき)
1934年9月 前橋市岩神町に生まれる(現昭和町一丁目)
1953年4月 高校卒業後 ㈱小川建設に入社
1968年11月 同社退職 松下一級建築士事務所を創立
現在は経営を長男に譲る
2015年9月 81歳 前橋市昭和町一丁目に居住
趣味 歩くこと、合唱、読書
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