よくわかる日本の刑事裁判
(著) 宮野彬
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「刑事裁判の在り方は、社会的な条件などの変化によって大いに変る。(中略)本書は、日本の刑事裁判について、過去・現在・未来にわたる幅広い視点から、主として、刑事裁判の現実の姿とそこで生ずるさまざまな争点に焦点をあわせて検討を加えてみることにしたものである」(まえがき)
基礎から判決までの各々の手続について、データや判例をもとにその構成と実際を明らかにし、刑事裁判の運営における重要な問題を論じる。また、日本の刑事裁判制度の歴史的発展と変遷をたどり、「裁判員制度」「取調べの可視化」「被害者参加制度」など近年のトピックについても詳しく解説する。
刑事裁判の全体像の理解に最適の書として、法学部の学生や法曹を志す人に薦めたい一冊。
【著者プロフィール】
宮野 彬(みやの・あきら)
1933年 東京に生まれる
1957年 中央大学法学部卒業
1963年 東京大学大学院博士課程修了
鹿児島大学法文学部講師・助教授を経て,
現 在 明治学院大学法学部教授
主 著 『安楽死』(日経新書)日本経済新聞社,1976年
『刑事訴訟法100問』(共著)蒼文社,1978年
『刑法入門』(共著)(有斐閣新書)有斐閣,1979年
『安楽死から尊厳死へ』弘文堂,1984年
『刑法各論』(共著)青林書院,1984年
『犯罪の現代史』三嶺書房,1986年,増補版,1994年
『刑法の社会学』三嶺書房,1989年
『刑事和解と刑事仲裁』信山社,1990年
『裁判のテレビ中継を』近代文芸社,1993年
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