もっと知りたい・脳:その働きと病気
(著) 伊林克彦
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―心と体に関わる脳、その不思議―
言語や身体を操り、思考し感情を表す脳の働きは、解明が進んでいるものの未だ分かっていないことも多くあります。この脳という不思議な器官について、本書ではその働きから病気まで、分かりやすい言葉とイラストでやさしく解き明かしていきます。脳に復元する力はあるのか、大脳にある4つの葉はそれぞれどの様な働きをしているのか、脳梗塞や脳腫瘍、失語症、記憶障害、認知症、発達障害、パーソナリティ障害はどの様な病気なのかなど、医学的知見で学ぶ現代人のための脳の基礎知識。
[目次]
監修のことば
はじめに
Ⅰ章 脳の働きと仕組み
1、脳ってなぁに
1)中枢神経系とは
2)脳を保護しているもの
3)大脳と四つの葉
4)辺縁系
5)視床と視床下部
6)末梢神経
7)脳内を走る主な血管
8)意識はどこで
Ⅱ章 脳の病気
1、脳血管障害
1)脳梗塞
2)脳出血
2、脳外傷
1)脳挫傷
2)脳腫張と脳浮腫
3)脳腫瘍
3、言葉の障害
1)失語症
4、高次の脳機能障害
1)記憶の障害
2)注意の障害
3)遂行(すいこう)機能(きのう)の障害
4)行為の障害
5)認知の障害
5、感染症
感染症とは?
1類から5類の感染症
単純ヘルペス脳炎とは?
6、認知症
7、心の病
1)心身症
2)適応障害
3)不安障害
4)気分障害
5)双極性感情障害
6)発達障害
7)統合失調症
8)パーソナリティ障害
9)依存性疾患
10)支援制度や相談機関について
9、飲み込みの障害
1)気道と食道の通路について
2)日本における飲み込みの障害
3)飲み込みの障害のチェック
4)食べる~飲み込みの正常な流れ
5)食物の認知は大事?別腹とは?
6)咀嚼(そしゃく)しながら嚥下できるか?
7)飲み込みやすい食物
8)飲み込みにくい食物
9)誤嚥を知ることができる検査とは?
10)ムセ≠摂食嚥下障害?
11)誤嚥性肺炎の予防方法について
12)食の嗜好(好き嫌い)と飲み込みの力の関係について
13)飲み込みの力をつける訓練方法
あとがき
[担当からのコメント]
私たちの体には様々な器官がありますが、中でも脳ほど興味をひくものはないのではないでしょうか。本書は、脳について色々と知りたいという方が基本的なことを学ぶ最初の一歩としてお薦めの内容となっています。ぜひご一読ください。
著者一覧
監修 栢森 良二
東京北医療センター リハビリテーション科
編著 伊林 克彦
新潟リハビリテーション大学大学院
著 髙橋 圭三
日本歯科大学新潟生命歯学部耳鼻咽喉科学
著 阿志賀 大和
国際医療福祉大学成田キャンパス
著 向田 怜史
新潟リハビリテーションクリニック
イラスト 宮本 広
八潮中央総合病院リハビリテーション科
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