みんな、同じ3――ある教師の手もとには手紙が残った[書簡集]
(著) 岩佐晴夫
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―人の心に響き、権力の腸をえぐる珠玉の書簡集―
『みんな、同じ 1』が原因で「戒告」と「校長解任」の処分を受け、『みんな、同じ 2』でその顛末と教育界への警鐘を鳴らした著者を支えたものとは何だったのか――。『みんな、同じ 』シリーズ第3弾にあたる本書は、あるときは労働組合の執行委員長として、またあるときは一高校の校長として改革を志し、よりよい教育を追求し続けたその姿に影響を受けた人々から送られた、心揺さぶる珠玉の書簡を収める。
[目次]
はじめに
[A] 珠玉の書簡集
(1)第一の手紙
[1]ほんとうにごくろうさま =(人事異動に伴う挨拶状から)
[2]これからは友人待遇で
(2)第二の手紙
[1]送本多謝
[2]小室さんや、山ちゃんのこと、など
[3]L.C.君のこと
[4]衷心より
[5]え、処分!?
(3)第三の手紙
[1]郵便振替:00210・9・33139
[2]やはり、野にいて…
[B]落ち穂拾い
[1]盆暮れの付け届け
[2]ONE―BLADE'S TERM
[3]スタンプラリーとリバーサイドウォーク
[4]小説・取り換えっこ物語
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
本書は『みんな、同じ』シリーズの第3作にあたります。もちろん本書だけでもお楽しみいただけますが、前著『みんな、同じ』の2作品の後であれば、よりいっそう言葉の一つひとつに込められた様々な思いを深く味わっていただけると思います。教育のあり方、組織のあり方、そして人のあり方について考えさせられる一書です。
[著者略歴]
岩佐 晴夫(いわさ・はるお)
1937(昭和12)年 11月 横浜市に生まれる
1960(昭和35)年 3月 東京教育大学文学部言語学科卒業
4月 神奈川県立高校教諭
1972(昭和47)年 4月 神奈川県高等学校教職員組合 執行委員
1974(昭和49)年 4月 同上 書記次長
1976(昭和51)年 4月 同上 書記長
1982(昭和57)年 4月 同上 執行委員長(→1988年3月退任)
1990(平成2)年 4月 神奈川県立教育センター
1992(平成4)年 4月 神奈川県立高校校長
1998(平成10)年 3月 定年退職直前に「戒告」と「校長解任」の二重処分
1998(平成10)年 3月 定年退職
著 書 『みんな、同じ』 1998年3月刊(かなしん出版)
『続 みんな、同じ』1999年9月刊(かなしん出版)
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