みえない真理をどう学ぶか──倫理から宗教へ、今をよく生きたいあなたに贈る考えるためのヒント

(著) 徳岡秀雄

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作品詳細

[商品について]
―将来のために今を犠牲にする生き方は、長続きしない―
太陽はそこにあるけれど直接見ることはできず、一方で雲や虹は見ることはできるけれどそこにはありません。あなたが鏡に自分の姿を映すとき、そこに映っている姿はあなた自身ではなくあなたが周囲から見られている姿です。セミは夏になると地上に出てきますが、他の季節を知らないセミにとって夏は夏ではありません。このように、ものや世界を正しく見ることは簡単ではありません。こうした事情は、倫理と宗教の間に大きな隔たりがある聖書やコーランの世界でも同じです。私たちが今をより良く生きるためには、正しい見方が必要です。そしてそのためには、倫理と宗教とが連続していることへの気づきがとても大切になります。本書は、その気づきへとあなたをご案内する「物語り」です。ごいっしょに、真理を探究する旅へと出発しましょう。
【『児童のための道徳教材──私たちの世界にある見えない「真実」をみる[副読本]』も併せてご覧ください。】

[目次]
はじめに
1.見てござる
2.二つの見えかたは、どちらも正解です
3.正しく見ることは、むつかしい
4.見えない真実がある
5.カガミが映すのは?
6.こころの中にマジック・ミラーを
7.シビ王とハトとタカ
8.振る舞い・言語・意志
9.物語りは「月をさす指」
10.起承転結
11.本物の肌ざわり
12.遠くを見よう
13.今の「いのち」を丁寧に
著者略歴
主な著書

[担当からのコメント]
正しくものを見るということは大人でも難しいことです。その意味で本書は、子どもから大人までどなたにもお役立ていただける内容になっています。ご家庭で、学校で、ぜひご活用いただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
徳岡 秀雄(とくおか ひでお)

1941年 京都府下に出生。
1964年 京都大学・教育学部を卒業。京都家庭裁判所・調査官補。
1969年 京都大学・教育学部助手。京大時計台封鎖に始まる京大紛争。
1971年 関西大学・社会学部に着任。1994-96年、阪神淡路大震災の前後二年間、社会学部長。
1993年 中央仏教学院(浄土真宗本願寺派・通信教育課程)入学。同校を卒業して、1997年に得度習礼。続いて教師教修を修了。
1999年 京都大学大学院・教育学研究科(学部を卒業した講座)の教授に移籍。
2001年4月、放送大学客員教授に併任される。同年9月に京大を依願退職して布教使補に登録。2003年、布教使資格を取得。2006年、放送大学客員教授の任期終了後は、布教と執筆活動に専念。

主な著書

『社会病理の分析視角』(東京大学出版会、1987)。
『少年司法政策の社会学』(東京大学出版会、1993)。
『社会病理を考える』(世界思想社、1997)。
『宗教教誨と浄土真宗』(本願寺出版社、2006)。
『少年法の社会史』(福村出版、2009)。
『ご「本典」の誤読を嘆く』(探究社、2012)。
『仏法で観る現代社会』(平楽寺書店、2013)。
『縁起する親鸞思想』(平楽寺書店、2014)。
『悉皆成仏による「更生」を信じて』(福村出版、2017)。
『仏教の現世利益』(22世紀アート、2019)。
『「教行信証」に近づこう』(22世紀アート、2020)。
『回向された「教行信証」』(22世紀アート、2020)。
A History of Juvenile Justice Policy In the United States,-A Sociological Perspective (22世紀アート、2020)。
『児童のための道徳教材』(22世紀アート、2021)。

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