ぶらり京風景を描く : 心ときめく水彩画【電子書籍版】
(著) 貝川代三
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[商品について]
―流れる時間、人のこころ、描かれる風景の中にあるもの―
千年の都として様々な歴史の舞台となり、様々な日本の文化を育んできた街、京都。本書は、平安遷都以来、人々が感じ大切にし、守り育ててきたともいえる京の四季の風景を、今あらためて素直に見つめ直し、その趣のある風情を水彩画でとらえようとした作品である。風景だけでなく、折々の催事をとらえ、時には読まれた詩歌も添えながら、季節の移ろいの中で悠久の時の流れを楽しんでいただきたい。
画材から彩色まで、水彩画を始める方のための解説も併録。
[目次]
京都の四季
日本人が愛する風情、情緒
東山辺り
初夏の頃の祇園石段下
秋を迎える高台寺参道
北山のふもと
上賀茂神社
鞍馬寺
嵯峨の辺り
嵯峨・御寺の境内
都の南
醍醐仁王門の春
京都のスケッチ地図
暮れて行く京都
貴船神社と茶屋
広沢の池
万福寺境内
法然院
黄昏の木屋町高瀬川
仁和寺金堂の初夏
嵯峨の竹林
興聖寺琴坂
第一章 京の春を描く
雅びやかな京の春
春はあけぼの
清涼(せいりょう)寺の桜
京都御苑近衛邸跡の桜
菜の花畑と愛宕山
今宮神社
祇園町
何を描きたいのか
画材はどんなものを選ぶか
カメラについて
第二章 京の夏を描く
京都の夏の祇園祭
下鴨神社
東山 青蓮院(しょうれんいん)前
祇園新橋元吉町
北嵯峨、愛宕山の夏
渡月橋と法輪寺
祇園祭放下鉾(ほうかぼこ)
大文字
第三章 京の秋を描く
京都の秋の寂寥
金閣寺(鹿苑寺)総門の秋
神護寺楼門
十月の東寺
晩秋の哲学の道
東本願寺の銀杏
真如堂の秋
時代祭り
デッサン
デッサンを始める時の基本的なポイント
デッサンその1――祇園石段下(ぎおんいしだんした)
着色
着色を進める時の基本的なポイント
着色その1――祇園石段下(ぎおんいしだんした)
デッサンその2――小督塚(こごうづか)と愛宕山(あたごやま)
着色その2――小督塚(こごうづか)と愛宕山(あたごやま)
第四章 京の冬を描く
底冷えする京の冬
三条大橋
鴨川九条東山橋と教会
八坂の塔
宇治の朝霧
東本願寺御影堂(ごえいどう)門
壬生(みぶ)の里(新撰組壬生屯所跡――八木家)
北野天神の梅
構図・奥行き・広がり・立体感
1 構図
2 奥行き・広がり
3 立体感
まとめ
第五章 歌に詠まれ描かれた京都
市中を描く
鴨川右岸の朝
数珠屋(じゅずや)町と西本願寺前総門
白川
鴨川
南禅寺方丈入口
双ヶ丘(ならびがおか)
東山一帯
知恩院の四月
長楽寺
東山三十六峰如意獄
賀茂から嵯峨野
光悦寺参道
清滝
桂川から淀
春先の桂川
男山石清水八幡宮(おとこやまいわしみずはちまんぐう)
淀城趾
京都府下
天の橋立
伊根の舟屋
木津川(泉川)
第六章 ぶらり京風景
南禅寺三門
城南宮
醍醐寺の桜
大徳寺芳春院
金閣寺
万福寺三門
天竜寺境内
祇園北側新門前
小督塚と愛宕山
嵐山・新緑の千鳥ヶ淵(ふち)
天王山
おわりに
著者略歴
[出版社からのコメント]
時の流れを生き抜いてきた伝統と現代の文化が共存する京都は、少し散策すれば歴史や芸術、文化に出会う街であり、そこに根ざす風土や春夏秋冬それぞれに味わいのある景観と相まって、国内外を問わず多くの人を今も魅了し続けています。本書はそうした京都の魅力を、水彩画と小文で楽しむことができる作品となっています。心の中の京都への旅のお供として、多くの方に手に取っていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
貝川 代三(かいがわ・だいぞう)
京都府城陽市在住
1939年 京都市生まれ
1994年 京都銀行退職
1998年 第1回水彩画個展開催 以降毎年京都、東京他海外等で開催
2001年 城陽市北部コミュニティーセンター館長退任
2002年 中華人民共和国政府主催「日本京都水彩画展(個展)」開催。於北京市首都図館
2003年 全関西行動展 奨励賞受賞。行動展奨励賞受賞 会友推挙
2004年 京都現代美術研究所退会
2005年 読売新聞大阪本社・読売テレビ・JR 西日本主催水彩画個展「京に吹く風」開催 於 JR 大阪セルビスギャラリー
京都府及び米国オクラホマ州主催 姉妹都市契約20周年記念事業の「京都展」にて水彩画個展 於
オクラホマシティー・オムニプレックスミュージアム
2006年 水彩画 水の会結成
2007年 行動展 京都府知事賞受賞
2009年 第1回水の会展 於 阪神百貨店梅田本店
2018年 行動美術協会退会
現在 水の会会員 元行動美術協会会友 米国オクラホマ州名誉副知事
●著書
「舞鶴を好きになりたい」I・II・III (阿部印刷工業(株)刊)
「京の風景」 (新日本プリンテイングサービス(株)刊)
「憧れの京都の水彩画」「ぶらり京風景を描く」「水彩画 京の町並みスケッチ」
「水彩画 奈良の風景を描く」「水彩画 日本の風情を描く」「東京と京 都 水彩で描く魅力の風景」
以上(株)日貿出版社──全て社団法 人日本図書館協会より選定図書に指定される。
「心に響く水彩画 16のヒント」((株) 日貿出版社 刊)
●執筆
「いきいき水彩画」2・7・11号((株)日貿出版社)、「水彩で描く」 計6刊 (ディアゴステーニジャパン社刊)、
「日本を描く」京都、奈良(角川マガジンズ) 「水彩で描く美しい日本」((株)日貿出版社)
●その他
京都新聞社、泉州銀行、京都ホテルオークラ、(株)クボタ、城陽市観光協会他カレンダー挿絵担当
KBS 京都カルチャーセンター、クラブツーリズム、朝日カルチャーセンター各水彩画教室講師等
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