そうだ、全国の役所・役場をめぐろう:地方の風景から「日本」を考える旅

(著) 児井正臣

Amazon

作品詳細

[商品について]
ー役所・役場に行けば、その地域のことがわかるー
「全国の市町村、全部に行ってみたい」。ただその一心で、全国の役所・役場をめぐる旅は始まった。電車やバスといった公共交通機関のみを利用し、真っ白な日本地図を塗りつぶしていくように旅を続けていると、いつしか訪問先は1500を超えた。本書は、全国踏破をめざすそんな著者の中間報告ともいえる1冊。
記念すべき千件目にぴったりな名前を持つ町として訪れた秋田県千畑町。距離にして500メートルほどしか離れていないにもかかわらず、その建物の豪華さの対比が面白かった広島県の甲山町役場と世羅町役場。合併で消えてしまうという話を聞き、その前に急いで回った熊本県の5つの町村など、いまはもう名前が消えてしまった町を含む貴重な旅の記録をまとめる。

[目次]
電子版出版にあたり
はじめに
一〇〇〇件到達(秋田県)
中央構造線と河岸段丘(長野県 伊那・諏訪方面)
雄藩を育んだ豊かな山と平野と海(佐賀県)
シーボルトに惹かれて(第一部 長崎編)
SLの煙に映える桜花(新潟県)
消えゆく時代遅れのローカル線(広島県)
背中合わせの多雨と寡雨(徳島県、香川県)
夏の真昼の稲妻物語(岩手県)
バッハホールのクアッケン・カンタータ(宮城県)
頑張る公共交通(福岡県筑豊地方)
造るダムと壊すダム(熊本県)
千曲川渡河の旅(長野県千曲川流域)
迫り来る市町村合併のさまざまな風景(広島県 その二)
奥飛騨合併慕情(岐阜県飛騨市)
日本史のメイン舞台を行く(長崎県 壱岐、対馬、五島)
ゾーン切符で合併予定地に(北近畿地方)
合併で良くなってほしい公共交通(山梨県八ヶ岳山麓)
暖を求めて出かけたが(愛媛県南予地方)
佐渡市前夜の熟年夫婦旅行(新潟県 佐渡島)
琵琶湖周遊の歌(滋賀県・福井県)
若き薩摩の群像と九州新幹線
シーボルトの足跡をたどって 第二部オランダ編
おわりに
著者略歴

[担当からのコメント]
旅が好きな人は多いですが、全国の役所・役場をめぐっているという人は、この本の著者のほかにほとんどいないのではないでしょうか。しかしそんな著者がまとめた本書を読んでいると、一般的な観光とは違い、自分なりのルールや目標を決めて全国をめぐる旅もいいな、と思わず憧れてしまいます。読んでいるだけでも楽しい1冊ですが、普通の旅行には少し飽きてしまった方、また人とは違った観点で全国を巡りたいという方はぜひ本書を読んで、オリジナルな旅の参考にしてみてください。

[著者略歴]
児井 正臣(こい・まさおみ)
昭和20年1月19日 横浜市で生まれる
昭和38年3月 東京都立両国高校を卒業
昭和43年3月 慶応義塾大学商学部を卒業(ゼミは交通経済学)
昭和43年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社に入社
平成3年12月 一般旅行業務取扱主任者の資格を独学で取得
平成16年12月 日本アイ・ビー・エム株式会社を定年退戦

新刊情報

       

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓