この時空に『平等』と『平和』を考えるー仮説『三存在間率時空論』は天啓か?
(著) 徳永常登
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―「だけではないもの」の先にある万物平等と世界平和―
人間は、なぜ平等なのかーー? その根拠を見つけるために、多世界解釈の理論を提唱した量子物理学者ヒュー・エヴェレット3世にヒントを得て生まれたのが「三存在間率時空論」です。オーストラリア旅行の最中に突如として閃いた「この世界だけが全てではない」という天啓は、やがて「空間」と「時間」に「率間」を加えるという「三存在間率時空論」の仮説となり、並行時空(多世界)の存在の証拠を探し求める旅へと著者を誘いました。本書は、誰もが難解な計算抜きで「感じる」ことができる万物平等の根拠をめぐる長い思索と経験の道程をひとつの形にしたものです。文字通り旅であり思索の遍歴でもある本書を読み進めることで、読者は万物平等と世界平和の根拠についての著者の仮説の道すじを追体験することができます。後半には著者に多大な影響を与えた心臓外科研究の功労者・須磨幸蔵氏との交換書簡も収録。不平等と諍いがはびこる今こそ、ぜひ手に取っていただきたい一書です。
[目次]
プロローグ「鞆ガラス何故鳴くの?」
はじめに
第Ⅰ章 「三存在問率時空論」への旅立ち
ケアンズ・シドニー紀行
尋ね人
「率間明察祈願」の旅立ちの前に
第1回NOBA特別賞
ホロコーストで果たした医者の役割
四国八十八ヵ所歩き遍路と「三存在間率時空論」
サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路
老鶴萬里心(ろうかくばんりのこころ)
存在して気付いた単純な疑問
武漢
並行時空とパラレルワールド
三存在間の中のある仮想時空
並行時空(多世界)の存在の証拠
私の臨死体験
まとめ
モノローグ「三存在間率時空における科学的死生観」
第Ⅱ章 交換書簡 須磨幸蔵先生との二人旅
追悼文 「須磨幸蔵先生との半世紀」
各人心中、一人寒山
平成天皇の人間宣言
在りし日の須磨幸蔵先生との交換書簡(抜粋)
須磨幸蔵先生から頂いた書物の一覧
あとがき
エピローグ「『筆者の独り言』と『神様の独り言?』」
須磨幸蔵先生ご略歴
著者略歴
[担当からのコメント]
人は生まれながらに平等と言われても、現実の世界にあるのは不平等ばかりです。では私たちは、平等という幻を見ながら生きていくしかないのでしょうか。本書はそんな疑問を抱く方にお薦めしたい作品となっています。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
徳永 常登(とくなが つねと)
生年月日 昭和14年1月9日
現 職 瀬戸内海病院名誉院長
学 歴 昭和41年3月 岡山大学医学部卒業
昭和42年11月 岡山大学医学部第一内科入局
昭和49年12月 学位取得
職 歴 昭和42~44年 香川済生会病院内科医員
昭和48年4月 高松赤十字病院循環器科副部長
昭和49年7月 高松赤十字病院循環器科部長
昭和52年1月 瀬戸内海病院副院長
平成6~13年 今治市医師会理事
平成12~16年 愛媛県医師会常任理事
平成14~17年 今治市医師会副会長
平成18~20年 愛媛県医師会監事
平成22年9月 瀬戸内海病院名誉院長
所属学会 日本内科学会
日本循環器学会
日本循環器病予防学会(元)
日本心臓病学会(元)
日本超音波医学会(元)
認定資格 内科認定医、循環器専門医、産業医(元)
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