おッ!見えた、目ん玉が! : 八十路の入院体験記

(著) 佐藤きむ

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作品詳細

[商品について]
―くもりなき眼の入院生活日誌、全開!―
年の瀬も迫るころに転んで足を骨折、そのまま入院・手術してのんびりと迎えた新年。ふと鏡で自分の顔を見てみると、何とそこには久しく見なかったパッチリ御目目があるではないか。年齢と共に下降の一途を辿っていた瞼が、ここのところ続く仰向けベッド生活で上にあがったものらしい。84歳佐藤きむ、ならばせっかく開いたこのつぶらな瞳で入院生活を観てしんぜようーー足はケガしても上半身は元気一杯、少女のような好奇心と感性で病院の日々を綴った、ユーモアあふれる入院エッセイ。

[目次]
おッ! 見えた、目ん玉が!
冬はあけぼの
数独パズル
《お塩様》由来 その1
《お塩様》由来 その2
野口先生よ、私を見捨てないでください
日本語再考その1 消灯時間
日本語再考その2 老人語
日本語再考その3 名字と名前
日本語再考その4 終助詞「よ」「ね」の伝えるもの
低音の魅力
娘と嫁
トイレでの安堵感
黄金の杖
“無意識”の君よ、あなたは偉い
ガチョウの悩み
入院天国
労働条件
「骨粗しょう症」余聞
退院その後
亡夫への手紙
著者略歴

[担当からのコメント]
大腿骨骨折といえば場合によっては寝たきりにもつながる大けがで、治療やリハビリなどつらいことが色々ありますが、それをまるで女子高生のような明るさで語ってしまうのが本書の何よりの魅力です。元気と笑いをくれる一書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
佐藤きむ(サトウキン)

1932年青森県弘前市生まれ 1955年弘前大学教育学部卒業
1956~93年弘前大学教育学部附属駒越小中学校・附属中学校教諭
1993~98年弘前大学教育学部助教授(国語科教育)
2007年 青森県文化賞受賞
2008年 弘前市文化振興功労章受章
2016年 青森県褒賞受賞
現在 日本エッセイスト・クラブ会員
   国語科教育実践研究サークル「月曜会」主宰
著書『国語授業のいろは』(三省堂)
   『仰げば尊し、我が教え子の恩』『茶髪と六十路』
   『あなたは幸せを見つけてますか』『姑三年、嫁八年』
   『国語教室の窓』(以上津軽書房)
共著『少年少女のための〈谷の響き〉』(弘前市立弘前図書館)
   その他教育関係図書
訳書『学問のすすめ―福澤諭吉』『福翁百話―福澤諭吉』
   (以上角川ソフィア文庫)

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