うどんげの花が咲いたー魂をみがく、人生を生きる
(著) あか・まんま
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―思うようにいかん時は、自分を反省せんにゃあいけん―
再婚して二人の子供も居る中で、戦死した前夫を片時も忘れることなく思い続けた母の人生。夫が市議会議員となってそれまでの生活が一変し、人生半ばにして井の中の蛙であることを思い知らされた日々。穏やかでやさしく、謙虚で勤勉であった義母から教わった自然のなかで魂を磨き人間として生きることの大切さ。父と母、夫、義母、これまで出会い共に生きてきた人たちがいたからこそ、私はここまで来れたーーときにちっぽけな自分と向き合いながら魂を磨き続ける日々を家族との思い出の中で綴った、自伝的エッセイ。
[目次]
一 母の人生が残した思い
二 今夜はだいぶ積もるじゃろう
三 茶粥を焚く
四 義母が私達を結ぶ
五 お母ちゃんの負けじゃね
六 義母イヨさん
七 真心を磨き出す
八 井の中の蛙大海を知らず
九 これがあんたの人生じゃ
十 いなばの白兎
十一 無性に父が恋しくなる
十二 義母イヨさんが残してくれたもの
十三 星の王子さまを読む
十四 トルストイ作の復活を読んで
十五 情報の世
十六 論語読みの論語知らず
十七 コロナ禍に思う
十八 うどんげの花が咲いた
父に捧げる歌
広辞苑による解説
[担当からのコメント]
「お天道様が見ている」という言葉を身近に聞かなくなって、どれくらい経つでしょうか。本書の中にはそんな言葉に象徴されるような、どんな時も努力と謙虚さを忘れなかったかつての日本人の姿があります。著者を自分に置き換えて掛けられたその言葉を考えるとき、そこには素朴でありながらも揺るぎない先人の叡智があります。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
あか・まんま
(山野の雑草でイヌタデの秋の別称、花・つぼみの形が赤飯に似ていて、頂端に紫紅色の花が穂状をなす。)
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